2010年01月21日

伊達の十役

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いやー面白かった!!! もう最初から書いちゃう♪ 本っ当~にっ面白かった~ ( ・∀・)  
海老蔵さん1人10役であります。 これに行きたいな~チケット取らないとな~ と思っていた矢先の海老蔵さんの婚約発表 Σ(・∀・;) チケット発売直前にそれされると大変なんですけどー! と焦りましたがな。



慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)


猿之助十八番の内 伊達の十役(だてのじゅうやく)


市川海老蔵十役早替り宙乗り相勤め申し候

口上


発 端 稲村ヶ崎の場
序 幕 第一場 鎌倉花水橋の場
第二場 大磯廓三浦屋の場
第三場 三浦屋奥座敷の場
二幕目 滑川宝蔵寺土橋堤の場
三幕目 第一場 足利家奥殿の場
第二場 同床下の場
四幕目 第一場 山名館奥書院の場
第二場 問註所門前の場
第三場 問註所白洲の場
大喜利 「垂帽子不器用娘(ひらりぼうしざいしょのふつつか)」


仁木弾正/絹川与右衛門
赤松満祐/足利頼兼
土手の道哲/高尾太夫  
腰元累/乳人政岡
荒獅子男之助/細川勝元

↑海老蔵


渡辺民部之助  獅 童
八汐/祐念上人  右 近
京潟姫  笑 也
三浦屋女房松代/栄御前  笑三郎
山中鹿之助/むてき坊  弘太郎
山名持豊  寿 猿
松島  春 猿
大江鬼貫/ひっち坊  猿 弥
渡辺外記左衛門  市 蔵
沖の井  門之助



10役どうやって区別すんの?と心配でしたが、最初の口上で海老蔵さんが演じる10人をご自身が写真入りで説明してくれたのでわかりやすかったです。 同じく口上で知ったのですが演目の『慙紅葉汗顔見勢(はじもみじあせのかおみせ)』 とは「恥じも外聞もなく紅葉のように顔を真っ赤にしながら汗だくになって芸をお見せする」ってこととなのだそうです。 いやほんと汗だくでしょうなあ 


休憩を省くと上演時間が4時間弱! そこで40数回の早替わり 途中「どーしてもわからん(゜∀。)」な早替わりもあってあっという間の5時間でありました。  
おまけに宙乗りありの最後の大喜利は娘道成寺になってるわので見どころ沢山  歌舞伎ファンのHちゃんいわく途中で演じる政岡や太夫などの女形は玉三郎さんに教えてもらったとかです。 やはり海老蔵さん=男前役であり女形はどんなもんよ?という思いがあったのですが、涙ホロリとなりそうな演技でした。 でも男前役はやっぱり素敵だね。


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2010年01月12日

壽初春大歌舞伎

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相変わらず月イチ歌舞伎です  
NYからお友達が来ており一緒に観劇です。 昼の勧進帳もちょっと気になったのだけど今月は夜の部





春の寿(はるのことぶき)
梅 玉
福 助
雀右衛門 → 魁春


菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)
車引

桜丸  芝 翫
梅王丸  吉右衛門
杉王丸  錦之助
金棒引藤内  錦 吾
松王丸  幸四郎
藤原時平  富十郎


京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)
道行より押戻しまで


白拍子花子  勘三郎
所化  高麗蔵
同  松 江
同  種太郎
同  新 悟
同  種之助
同  宗之助
大館左馬五郎  團十郎


与話情浮名横櫛(よわなさけうきなよこぐし)
木更津海岸見染の場   源氏店妾宅の場


切られ与三郎  染五郎
お富  福 助
鳶頭金五郎  錦之助
番頭藤八  錦 吾
蝙蝠安  彌十郎
和泉屋多左衛門  歌 六



楽しみにしていた雀衛門さんは体調不良とのことで魁春さんが代演だった。 雀衛門さん89歳のご高齢だからお体大事にしていただきたいす。  (追記 19日から出演されたとのこと よかったよかった。 今ググッたらしかし森光子さんも同じ年なんだね 役者さんってのはすごいよのう。)

勘三郎さんの娘道成寺は勘三郎襲名のときにも観ているのだけど舞いは今回のが娘娘していて個人的には好き、でも演出は襲名のときのほうがスムーズだったよーな気もする。  90歳の小山三さんが出てきたときは拍手喝采 かわいいじーちゃん(失礼)人気ありますなあ。 
団十郎さんかっけえ! 車引きの幸四郎さんやっぱり好き! うきうきでありました。


あと今回着物で観劇しちゃったりしたのですが帯がいい感じなコルセットで長丁場の観劇は着物のが楽かもしれんよ と思ったのでした。 


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2009年12月24日

黄色いサンタ

12242009_2.jpgこっそり内緒の行動でありましたが「行ってんでしょ?!」とメールをいただきました。 


小学5年生にまで感づかれ「娘が「絶対○○ちゃん(あだ名呼ばれw)行ってると思う~」って言ってんだけど?」っておかーさんからメールをいただく始末…
ちなみにここのお兄ちゃん(中1)先週のクリスマス会のとき、こっそり寄ってきて「アルバムでたよね…( ̄ー ̄)」と催促されました。 即座に他人のおばちゃんは、クリスマスプレゼントにしましたともw かーさん、とーさんに聞こえないようにこっそり聞くあたりがかわいいではないですか!


くそぅ ここんところ行動がばれてるな…( ・∀・)


「遊助サンタの元気宅配便 ~今年最後のありがとう~」トーク&ライブ イベントに行ってきましたが (゚Д゚ )ナニカ?


イベント自体が数日前に突然決まったため、もともとの24日に入っていた予定をずらすあたりがすっかりヲタであります。 いーじゃんホント癒されるんだもの。


今回は横浜スタジアムにての無料イベントです。 
この方、もっと商売上手になれるのに…って思うくらいに商売っ気がありませんよ。 たいしたものであります。


9月のイベントに行ったときに前後に並んでいたときにご一緒させていただいたRさんとその方のお友達たちと一緒でした。 連絡先交換しといてもそれ以来お会いしてなかったので3ヶ月ぶりの再会。 今回初めて知ったのだけどなんと同い年w  延々にいろいろな話に花が咲くのでした。



ワタクシ小さいころから『いかに安全ピンを安全にほっぺたにさせるか?』などパンクやらロックやらに走ってしまったので歌番組ってのに興味がありませんでした。 
同級生がキラキラなアイドルに憧れたり、かっこいいと言っている歌手の話をしている教室でフレディ・マーキュリーのピッチピチなタイツ姿にときめいていた変態小学生です。
その後テレビなんぞない寮生活に突入、そして海外、よって年齢の割にはうーんっと時代をさかのぼっても日本の俳優さんとか芸能人さんとかの免疫が少ないw
 
だもんで、
みなさんが言うよーに「雄ちゃん」とかぜってー言えないし(うちのまわりは小学生から老人までみな上地呼びw なぜだ?)
あいかわらず ひまわり の造花とか持ってないし
グッズとかもあんまし興味ないし


まーホント中途半端!

でもそんな申し訳ない人でも楽しめたイベントでありました。

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あいかわらずの人となりを感じ感動したですよ。 そして本日もそんなことでその後は飲むw

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2009年12月22日

いざ鎌倉

12222009.jpgどっろどろに忙しいのですがこれは楽しみにしておりました。


「織田哲郎スペシャルセッション 「全く何やるかわかりません!」 」
共 演 : 斎藤ノブ、古村敏比古


歐林洞ってケーキ屋が鎌倉の八幡宮の近くにありまして、そこの2階がライブハウスみたいになってるの。 ライブハウスっていってもオサレ~なタイプで、決してビール片手にうぉうぉ叫んで耳つんざくような爆音ってのじゃなくて、4000万円と一億円ってとんでもないバブリーなピアノがあったりする。

静か系な音楽を好む方には「あ~あそこね」とよく知られておるようです。

2年前にここで開催されたときにラッキーにも1度いけたのだけれど、100人入るかどうかの会場なのでなかなかチケットがとれない。  今回はいつもご一緒している方がチケットを取ってくださったのでいけました。 感謝!

睡眠不足のため自分で運転していく体力もなく(ホントめずらしい) 電車も直通があったのでそれに乗車 おまけに普通車グリーン車に乗ってしまうという狼藉をしてしまいました。

ベンチシートタイプで横向きに進行するのと、進行方向を向いて走るのではだんぜん後者のほうが体力温存できます。 


いやあ行けてよかった♪ もともとここでのライブはほとんどリハなしで好き勝手の演奏なので楽しいのですが、今回も洋楽中心、おまけにDon't Look Back時代の曲もありーので大満足でありました。

サックスの古村さんとパーカッションのノブさん(夏木マリさんのダンナさん)がどんな難題にも見事にセッションするのが楽しいねえ。 男前なライブでありました。

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2009年12月18日

十二月大歌舞伎 夜の部

ときどき顔を出すお店で


「レッドアイ薄めで!」って本気で言ったら 
「水で薄めるの?」って店のおばちゃん(本人の前では「おねーさん」( ・∀・) )に本気で返答されて、
「ビール少なめ トマトジュース多めってことなんだけど…」と説明


最初は なんだよ?そのオーダー? って顔で
「まるで二日酔いみたいじゃない」ってバーテンさんや周りに笑われて
「朝6時まで飲んでたから実質は本日…」って言ってやっと理解してもらいましたわよ



いつもここに寄ると終電ギリギリまで居座っちゃうのを一緒に行った友人2人に「一杯だよ!一杯!」と念押しし、 本 当 にっ 一杯でやめて日付のかわるギリギリには帰宅ができてほっとしております


歌舞伎座さよなら公演 十二月大歌舞伎 本日夜の部に行ってきました
数時間しか寝れなくて、一瞬「無理だ!」と思いつつも「鼠小僧」観たさに頑張った! 
通常あんまり頑張んないので、といってこんなことで「頑張る」を使う自分もいかがなものか?と思うけど、頑張ってよかった

双蝶々曲輪日記 引窓
南与兵衛後に南方十次兵衛  三津五郎
濡髪長五郎  橋之助
平岡丹平  秀 調
三原伝造  巳之助
母お幸  右之助
お早  扇 雀


御名残押絵交張
雪傾城


              
傾城  芝 翫
役者栄之丞  勘太郎
芝居茶屋娘お久  七之助
新造香梅  児太郎
雪の精 奴  国 生
雪の精景清  宗 生
雪の精 禿  宜 生


野田版 鼠小僧

棺桶屋三太  勘三郎
お高  福 助
與吉  橋之助
大岡妻りよ  孝太郎
稲葉幸蔵  染五郎
目明しの清吉  勘太郎
おしな  七之助
さん太  宜 生
與惣兵衛  井之上隆志
凧蔵  猿 弥
辺見勢左衛門  亀 蔵
独楽太  市 蔵
番頭藤太郎  彌十郎
おらん  扇 雀
大岡忠相  三津五郎



「引窓」は 途中で2回ほど睡魔君が光臨してきてしまった。 「雪傾城」は長唄舞踊だから脳細胞半分くらいしか活動していない状態でも問題なかったです。


で、お目当ての「鼠小僧」 野田秀樹さんの歌舞伎の再演もの


もう公演も半分の日程はたっているのでちょいとだけ感想


以下ネタバレすよ




勘三郎さんの演技と 野田さんの演出 舞台美術の素晴らしさ
でもって笑えて考えさせられて最後はもうダーダーと感動して泣いておりました。
「引窓」の親子愛と「鼠小僧」の親子愛のない子どもに自分の姿を重ねる勘三郎さん演じる三田(さんた)、どーにもこういうのに弱いわ 


三田 って名前のようにクリスマスな話も盛り込んじゃったり尺八(かな?)の「ホワイトクリスマス」の演奏と見事なまでな雪の演出  素晴らしかったであります。


そうそう初日に観た「りびんぐでっと」 また観劇に行くのでそっちもその後感想かきます。



帰りの交差点でタクシーに乗っている勘三郎さん、野田秀樹さん、クドカンさんの3ショットを見ちゃいましたです。 おお!豪華なタクシー♪

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2009年12月02日

りびんぐでっと

12022009.jpgはろー師走♪
ええ ぶっ壊れ気味であります いろいろ面倒なことがあって胃がイタイです


そして今年は毎年恒例の例の大人の事情な長~い名前のあの大会が日本でないからつまらんとです

『TOYOTAプレゼンツFIFAクラブワールドカップ UAE2009』
ですよ! UAE、先日円高どんどん!になっちゃった理由を引き起こしたといわれている国 アラブ首長国連邦であります この大会の開催が決まった頃にはこんな経済状態になるったー思ってなかっただろうになあ  意外と日本で買うよりチケット安そうかもだわよ  

日本開催じゃなくても日テレちゃんは放送してくれるそうなので感謝

そんな師走の2日目 サッカースタジアムではなく歌舞伎座に行きました 本日初日でございます


歌舞伎座さよなら公演
十二月大歌舞伎  昼の部


『操り三番叟』
         
三番叟 勘太郎
後見  松 也
千歳  鶴 松
翁   獅 童


『新版歌祭文 野崎村』
              
お光  福 助
お染  孝太郎
後家お常  秀 調
久作  彌十郎
久松  橋之助

『新古演劇十種の内 身替座禅』

山蔭右京  勘三郎
太郎冠者  染五郎
侍女千枝  巳之助
侍女小枝  新 悟
奥方玉の井  三津五郎

『大江戸りびんぐでっど』

半助  染五郎
お葉  七之助
大工の辰  勘太郎
根岸肥前守  彌十郎
遣手お菊  萬次郎
丁兵衛  市 蔵
与兵衛  亀 蔵
佐平次  井之上隆志
紙屑屋久六  猿 弥
和尚実は死神  獅 童
石坂段右衛門  橋之助
女郎お染  扇 雀
女郎喜瀬川  福 助
四十郎  三津五郎
新吉  勘三郎

好きな番組ばっかりそろったなーな12月ですが
目玉は4番目の『大江戸りびんぐでっと』
クドカン、宮藤官九郎さんの初歌舞伎作・演出もの  お江戸のソンビな話です
もーもーも この豪華スターキャスト!


休憩中にクドカンさんをお見かけしましたが、細くて背が高くてテレビや雑誌で見ていたのより男前でありましたぞよ


感想は初日なんで控えておきます 中日あたりでまた行くのでそのあたりに師走のバタバタでも気力が残っていたら書きます  すでに師走2日目で自分が りびんぐでっと であります



がんばれ自分 うんがんばるよ 



勘三郎さんといや現在マクドナルド MAC CAFEの平成中村座の皆様のCM素敵だわね
リンク貼っとく こっから「CMはこちら」にはいると60秒VERみられます


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2009年11月11日

Revenge by the 47 Ronin

昔「どんな話?」と聞かれたオーストラリア人の友人に、
「若い殿様がイジワルじーさんの罠にはまって後先考えずぶちきれて、そのせいで家臣がふりまわされちゃう話だよ」って教えてしまいましたが(゚Д゚ )ナニカ?

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歌舞伎座さよなら公演
吉例顔見世大歌舞伎
通し狂言 仮名手本忠臣蔵






『くるみ割り人形』のバレエの季節になると冬だなあと思っていたものだが、ここんとこ
『忠臣蔵』が始まる季節になると冬ですなあとしみじみ


ってこういうことで冬を感じられるようになるってのも不思議でありますよ


今月の歌舞伎は予定になかったのですが、
だって仁左衛門さんが大星由良之助(大石倉之助)なんだよ? ほれほれ!ってなって
「うむ、いかいでか!」ってなりました。  ええ ストレス解消です@きっぱり


今後歌舞伎は大~変な日程を観覧するので今回は夜だけにしときました。 
体調もあんまよくないしさ。


昼しかご出演のない勘三郎さんはそんなわけで拝見できませぬ@涙

歌舞伎座さよなら公演 吉例顔見世大歌舞伎
通し狂言 仮名手本忠臣蔵

五段目  山崎街道鉄砲渡しの場
      二つ玉の場

六段目  与市兵衛内勘平腹切の場

七段目  祇園一力茶屋の場

十一段目 高家表門討入りの場
       奥庭泉水の場
       炭部屋本懐の場

なんだか毎年忠臣蔵みてないか ( ゚∀゚) 文楽だったり平成中村座だったり歌舞伎座だったり松平健だったりするが観ている   でもやはり生もの(?)はよいねえ  その度に感動が違う   観る席の場所によっても違う  

そして いつ観ても仁左衛門さんは男前である ( ̄ー ̄)


やはり昼公演も行きたいんですが…体力ないなorz

ちなみに外国の方に「どんな話?」って聞かれたらWIKI英語版のChūshinguraをプリントしてあげるとよいと思います。 リベンジものは単純明快だから解りやすいので幕見席(当日売り)も外国人さんが多かったです。

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2009年10月08日

黄金☆レシピ

おほほ、晴れ女勝ったぜぃ。 でもなんか雨男返上してたそうだね。

織田哲郎さんのライブに行ってきました


昨日の台風でいちょう並木の銀杏が落ちちゃって道ゆく人がそれを踏んでしまうもんだから銀杏くさいったら ( ;∀;)


無事開場前にお仲間2人にも会えて、座席でビールなんぞを飲みつつお互いの近況を一生懸命にダダダダっと話す。 この時のお2人さんです。 その後すっかり仲良しさんであります。


この数年アコースティック系だった織田さんもまたブルースやらエレキギターだったりに少し戻ってきております。 うむ、オヤジ(失礼)あいかわらずかっこよし!


巷で流行のライブでのタオルぐるぐる。


とうとう織田さんのライブでも始まっておりました。 あははは、今年のグッズにマフラータオルがあるのが不思議に思っていたらこういうことだったのね。


野球とかサッカーとか、または先日の遊助のときもそうだったが、マフラータオルのぐるぐるってタオルを半分に折って自分の頭上で円周を小さくくるくるやるのが基本


タオルぐるぐるのベーシック。


ところが、今回バンドメンバーがものすごく楽しそうにタオルの端っこを団子作って長いままぐるぐるするもんだから…


そんな動きに慣れていない近くのおばちゃん、何も知らずに織田の物販ってだけでマフラータオルを購入したのだろうに、メンバーが回すのを見て、それをマネして片方結んでブンブンまわすもんだから…


すっごい円周率! 腕とタオルで直径1m弱の、それも身長がそんなに高くない方であったため…


私も含め、まわりの人間、そのタオルでぶん殴られました。 
遠心力でタオルだってのにそれはもう凶器 ((((;゚Д゚)))) オバチャンヤメレ…
最初は何か飛んできたのか!と思ったわ。


自分のタオルが凶器になっていることに気がついていないおばちゃんでしたが、隣のスーツ姿のあんちゃんにやんわり説明されてやっと我に返ってました。  
「タオルは半分に折ってこう回すんですよぉ」ってタオルぶんぶんベーシック講座をその場でしてあげたかったです。


楽しかったなあ… 演奏している人が楽しそうだからこっちも楽しくなるよ。 
明日仕事がなけりゃこのままどこかで飲みたいのにねーと思いつつ今日はしぶしぶ現地解散しました。





個人的メモ 

セトリ(ありがとう>某所)

君に会うために
光と影の中で
TWO HEART
SEASON
もう少しがんばってみよう。
時の流れに
THE DAYS
最後の恋
瞳閉じれば~Let's dance
いつまでも変わらぬ愛を
SHINE THE LIGHT
 新曲 (背中にはまだブルースがはりついたまま~♪)
いかした奴-Satisfied?-
週末に
青空
CANDLE IN THE RAIN
いつの日か、きっと

En.
R&R FANTASY
Hound Dog
BOMBER GIRL
LIFE

W En.
祈り

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2009年09月26日

秋のひまわり

09262009.jpgこれ、書こうかどうかは迷ったりしました(;^ω^)


「ぶっはははは! とうとうそこまできたか!」と長年の友人たちに言われておりますがな
「韓流とかにもよろけなかったのにねえ」とか「どうして○○じゃないのよ!」とか…

だよねー、小さい頃から日本のアイドルとか俳優とか歌手とかほとんど夢中になったことがないの知っているよねえ
ま、いいじゃんか、楽しいことが増えたのさ


え~、遊助もとい上地雄輔くん(以下敬意をこめて「上地」呼びです) のモバイルイベント「ひまわり祭」にいかせていただきましたw  でもひまわりとかの持参はなしよ。 ひまわり好きは上地好きになる前も前も前からであるけれど、ひまわりグッズは持ってないw いやーみんなすっごい気合が入っていたよ


念のために書いときますが「大人の力」なんぞ使っておりませんぜ。 ちゃんとモバイル会員だったりするわよw でもって、抽選にも当たったのよ( ・∀・)

場所はこの数年、公私ともどもよく行く三浦半島の端っこ  ほとんど三浦なのに横須賀市なんだそうな


交通の便が非常に悪く、なんだかんだで一万人クラスのイベント。 その後に葉山で用事もあったため車でいきました。 公式で1500台収容の駐車場が満車になったらかなわんのでそりゃもう朝早く! (近所は畑ばかりでコインパーキングはおろか何にもありません)


会場のある公園の開園時間が9時  着いたのは8時、でも駐車場はすでにオープンしてくれていたので無事確保 ナンバープレートをみると京都、尾張ナントカ(すまぬ覚えてない)、名古屋、仙台、広島 などなど、ETC1000円も助かるね。

駐車場にて窓をちょっと開けルーフトップは全開。 涼しい海風を感じながら持参した本を読んで、最初からそのつもりで持ってきたタオルケットに包まってイベントの「祭」の開場時間11時(おまけに開演は14時だから時間ありすぎ)まで昼寝を決め込むことにしていました。


ところがさ、駐車場でエンジンつけっぱなしのねーちゃんがいるわけですよ。 それも私の真後ろだからマフラーはもろに私の方向にブンブンと排気ガスをだしてきているわけです。
こんなに暑くも寒くもないいい季節にどうしてエンジンつけっぱなしなのよ? ウマシカ(漢字に当てはめましょう)じゃねいのっ! ヽ(`Д´)ノ

ここでおばちゃん、文句のひとつもふたつも言いたいところではありましたが、なんだか話しても無駄のような気がするねーちゃんズだったのでこっちがギブ。 

「このままでは死んじまう…」っと排ガスに炙り出されて仕方なく会場入口へ… そのまま公園の開園時間となったので入場し、その後並んでいた前後の人たちと話しつつ、結局イベント中もご一緒させていただき、楽しく過ごしましたとさ。  めでたし、めでたし


え~生上地、ご一緒させていただいた方々のおかげで、すごく前列のほうにて見ていたのですが、テレビの数倍男前でありましたw  そして性格のよさがもろにでておりました
こりゃあ老若男女とわず人気でるわ と納得

40分延長の2時間40分のイベント そのうち曲は5曲(だったかな) トークが楽しく、これぞファン・イベントって典型的イベントでした

11月4日に発売される新曲「いちょう」も初披露されましたが…これCDで聞いたらきっと号泣だわ

空の人~ アタシ元気でやってますぜ~

  


7時間ほど立ちっぱなしでありましたが、楽しかったです  うひひ

上地雄輔 2010年 カレンダー

当日会場で販売した2010年カレンダーは特別のおまけがついたそうです。
現地でご一緒させていただいた皆さん(アラサー・アラフォ・19歳・20代いろいろとバラエティ豊か)に「買わないんですか?」と再三、再三、再三言われました(;^ω^)
今年の上地の卓上カレンダーは上記の長年の友人がクリスマスプレゼントに「どうせこういうの買わないよねアンタ」って言ってサプライズでくれたので、来年も卓上だけで充分満足であります。 (MKちゃん、今年もまたおくれっ♪)

なんかね、中味は「非常~にヤバイっ (はぁと)」(by19歳)なんだってさ  
今度どこかで現物をみようと思います うひひ2

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2009年08月27日

楽・楽

08272009_3.jpg以前よりちいさな夢の1つとして、


「いつかは桟敷席にて歌舞伎鑑賞なんぞをしてみたいもんだ」


というのがありました。   通常は3階席だったり2階席だったり。 たまーに1階席に奮発したりもしますが、やっぱりなんだか桟敷は敷居が高い  (お値段も高いw)

歌舞伎座へ行くようになってから桟敷席だけはなんだか恐れ多くて座れないというか、他にもいろいろ趣味してると「歌舞伎にそこまで出せねーよ!」ってのもあったりして座ったことがなかったわけです。


それが今回の歌舞伎座建て替え話となり。

やっぱり壊される前には1度は桟敷で観劇したい!となり。

いつもチケットを取ってくれるHちゃんが一緒に座ってくれるとやっさしー言葉をくれたので。

『八月納涼大歌舞伎』、それも千秋楽を桟敷席で観劇とあいなりましたぁ~。 むほほほほ。


で、このチケットを抑えてくれた後にだね…

08272009_1.jpg新橋演舞場での八月歌舞伎公演『石川五右衛門だと?…と知るのです。


この公演を知ったのはすでにチケット販売後であり、新作歌舞伎には興味があったものの発売日前後に海老蔵さんが番宣のために、バラエティとか、そりゃいろいろテレビ出演をされていたため、それでなくても座席数の少ない3階席の安いチケットを抑えられませんでした。 


さすがに桟敷で観劇するわ、海行くわ、病院通うわ、冠婚葬祭だわの8月。 新橋演舞場はノーマークだったため、公演を知ったときに残っていた一等席や二等席の予算はお財布にはなかったのです。


そんな話を先月一緒にライブ行ったときにHちゃんに、
「海老蔵さんは諦めだわ~」と言ってたら…


先日
「3階席2枚キャンセルがでたのが買えるみたいだけど一緒に行く?」とこれまたやっさしー連絡をくれたので、


新橋演舞場にて海老蔵さんの『石川五右衛門』の千秋楽
夜は歌舞伎座にて勘三郎さんの『怪談乳房榎』と三津五郎さんの『お国と五平』の千秋楽


とあいなりました。 まぁ贅沢♪

新橋演舞場 八月歌舞伎 『石川五右衛門』

石川五右衛門  市川 海老蔵
茶々  中村 七之助
前田利家  片岡 市 蔵
百地三太夫  市川 猿 弥
霧隠才蔵  市川 右 近
豊臣秀吉  市川 團十郎


原案は「金田一少年の事件簿」「神の雫」などの原作者、樹林伸さんの新作歌舞伎ものです。  


文楽や歌舞伎でも人気の石川五右衛門ということもあり、最初のシーンから(もう楽になってるからネタバレでもよい?)五右衛門の釜茹での刑のシーン。 最後の最後のクライマックスにも同じシーンになるのですが、最初では文楽のように黒子が後ろについて人形のように動いたりする演出がおもしろかったです。


内容はねえ…ちょっと歴史を知らない私にしても「大胆すぎんだろうよ!」って話でなんだか笑っちまいました。 マンガチックな展開を求めたとも何かで読んだのでそれはそれで成功だったのかか? もう少しストーリーを掘り下げてもらいたいなと、ちょっと物足りなさはあったものの、宙乗りしてくれたし、観劇を諦めていただけに感謝感謝で楽しみました。


08272009_2.jpgで、夜の部まで時間をつぶし歌舞伎座へ移動


おお!桟敷であります! なんだかよくわからないドーパミン系でまくりです。 係りの人が休憩中のお弁当の予約をとりにやってきました。 この後飲みに行く予定だったので残念だけどお弁当はなしです。新歌舞伎座になって甲斐性があったら吉兆の弁当でもここで食べたいとか妄想します。 


ワクワク・キョロキョロ座っていると、開演前に知り合いが見つけてくれて会いに来てくれましたw。 目立つからあくびもできねーぞw
しかしそんな心配は皆無の2番組でありました。

一、お国と五平(おくにとごへい)   池田友之丞  三津五郎   若党五平  勘太郎   お国  扇 雀


二、怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)
  中村勘三郎四役早替りにて相勤め申し候

  菱川重信/下男正助/蟒三次  勘三郎
  磯貝浪江  橋之助
  千住茂左衛門  亀 蔵
  万屋新兵衛  家 橘
  住職雲海  彌十郎
  重信妻お関  福 助


『お国と五平』  もう、ゲラゲラですわ。  三津五郎さん演じる気弱な現代で言えばきもーいストーカーの友乃丞の自分勝手に大笑いしました。 


そして『怪談乳房榎』

すんばらしかったです! と鼻息荒く興奮して観劇しました。 
勘三郎さん4役ですが、その早代わりの見事さといったらもうマジックです。 あまりにも早くて全然わかりません。 歌舞伎座で滝壷で本物の水を使うなんてのも始めて見たのでこれにもびっくり。  


楽しかったです。 桟敷楽しいぞ! 



さて、先日歌舞伎座の建て替えについての正式発表がありました。 
 


発表された内容では、歌舞伎の殿堂「歌舞伎座」の継承を主眼に、劇場部分は従来通りに低層で構え、その独立性を重視した日本様式の外観デザインとなる予定です。特に、劇場内は桟敷席や一幕見席などの歌舞伎座らしい設備はそのままに、エレベーターやエスカレーターの設置、トイレの増設、客席設計の改善などを盛り込み、お客様にやさしい空間づくりを目指す方針となっています。



歌舞伎座の建替えに関するお知らせ
歌舞伎美人

とありますので、四角いだけのつまんないビルやら、宇宙からやってきたようなとんでもないデザインの建物ではないようなので少し安堵しました。 でも歌舞伎座の後ろの広い空はもう見ることができなくなるんだなあ…と少し残念でもあります。

さよなら公演、あと何回いけるかな( ̄ー ̄)


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2009年07月30日

児童劇団での戸惑い

さくっとやることやってから夕方から観劇に。
とある有名な児童劇団の公演です。
寮時代からの友人Sちゃんのお子が出演しているので誘われました。


世間で子役の活動にはいろいろ賛否両論ありますが、まぁ子どもがやってて「楽しい」と思っているうちならいいんじゃないの?が私の考え。  野球やってた人の子は野球、バレーボールはバレーボール、サッカーはサッカー、スキーはスキー などなど…親が「部活レベル」から「オリンピック代表選手」までいろい幅広くではありますが、親がやってたことを子どもがやっているのは私の周りも数知れず。 
今回のSちゃんも演劇の世界にいて舞台だけでなくテレビ番組にも出演していました。  だからやっぱりカエルの子はカエルの道へなのでしょう。 


で、劇場…


いや、なんてーの?  ワタクシ開演までの間、その狭い客席空間でひとり浮きまくりです。 浮いちゃってそのままプカプカどっかに流れちまうのでは?ってくらい浮いております。 あまり詳細は書けないけれど 「独身女とステージママたち」ってところを想像していただけりゃ80パーセントは正解です。 周囲の会話に耳はダンボ、目はいつもの倍は見開いています。 赤頭巾ちゃんを食おうとする狼のようです。
ところで私の友人Sちゃんは一体どこにいんのよ? 楽屋? HELP ME!


やっと開演です。  最初はなんだか「あやつられた子ども達」って感じで違和感がありました。 20数人の小学生たちが歌って踊って、ナナメ45度上の一点を凝視し、目を見開いて口を大きくあけ氷ついたようなスマイルをしながら言う台詞  怖ぇえ! 怖いよっ! 


ところが途中の群舞からはその一生懸命さが伝わってきて素晴らしかった。 さすがに「一糸乱れぬ」とはいかないまでもどれだけ練習したのだろう?と感動すら覚えました。  となりの(たぶん出演者の関係者)おばちゃん達は涙ぐんでました。 


なんか面白い経験でした。  

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2009年06月12日

六月歌舞伎 午後の部

06122009.jpgはろー東銀座~昨日ぶり~☆


2日連続で歌舞伎座であります。 本日は午後の部だから午前中はちゃんとやることやってきましたよ。ほほほ


本日の目玉は松本幸四郎さんそしてお孫さん(染五郎さんの長男)4歳の4代目松本金太郎初舞台と髪結新三


1:門出祝寿連獅子(かどんでいおうことぶきれんじし)

  四代目 松本金太郎 初舞台

      童後に孫獅子の精 初舞台 金太郎

      右近後に仔獅子の精     染五郎

      左近後に親獅子の精     幸四郎

      他
            
2:極付幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)

  「公平法問諍」

      
3:梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)

   髪結新三

         髪結新三     幸四郎

         弥太五郎源七     歌 六

         手代忠七     福 助

         下剃勝奴     染五郎

          他

昨日の仁左衛門さんの女殺油地獄が強烈に印象に残ってしまったので、今日が心配だったものの、4歳の金太郎君の獅子にほっこりし、髪結新三の幸四郎さんのてやんでぇモードに惚れ惚れして帰ってきました。

しかし、この歌舞伎座をつぶしちゃうのはもったいないなあ。  確かにエレベーターもエスカレーターもないから3階席なんてお年寄りには大変だし、座席のスペースもエコノミー症候群になりそうなくらいに狭いし幅もないしだけど、内装だけリフォームして外観は残してもらいたいなあ歌舞伎座の外にあるカウントダウンを見つつしみじみ思ったのでした。

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2009年06月11日

六月歌舞伎 午前の部

06112009.jpg1月から始まっていた歌舞伎座さよなら公演。 好きな番組じゃなかったり、好きな役者さんなのに時間がとれなかったり、マネーがちょっと危機だったり、と多々の理由でなかなか行けなかったところ、6月の公演が決まった途端
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 
って叫んですぐにチケット手配をお願いしました。 



観たかったのだよ。 仁左衛門さんの『女殺油地獄』  本っ当~っにっ!これが観たかったのだよぉ…( ;∀;)  もう何があっても、どんなアポが入っちゃっても、当日お腹痛くなってでも行く! と鼻息荒く手帳に日程を書き込みました。

歌舞伎座さよなら公演 六月大歌舞伎
1:正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
          2:双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
  角力場
         3:蝶の道行(ちょうのみちゆき)
             4:女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)
  片岡仁左衛門   一世一代にて相勤め申し候

         河内屋与兵衛     仁左衛門

         豊嶋屋お吉       孝太郎

         山本森右衛門     彌十郎

         他

仁左衛門さんの河内屋与兵衛を観ることができるなんて夢のようであります。 仁左衛門襲名前の片岡孝夫の当たり役。 2年前に大阪で海老蔵さんが怪我のために代役で演じたハプニングはあったものの、ご自身の中では若い方が演じるべき役と封印されたとか聞いていただけにそりゃ嬉しさひとしお。 さすがは「さよなら公演」 やってくれるわ~


後半クライマックス… 息を呑むほどの迫力です。 すごかったです。 場内の空気がかわりました。 


もうじたばたしたくなるほどの男前度120% 睨みのときは「うきゃー素敵っ」と叫んでしまいたくなるくらいに(しないよ、さすがにw)迫力満点。  そしてため息… ああ、観れてよかった。


あと2度くらい観たいものだけど、午前の部は完売しております。 うーにゅ、当日券でまたきちゃうかもだよ。 
         

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2009年04月13日

映画とか芝居とか

某映画館のメンバーカードが失効しとりました。 ひーっ! たぶんポイントで無料で3回は映画が観られたとおも…orz
他のシネコンでしか上映していない映画とかに数回行ったはずですが、その映画館グループ系じゃなかったんだよお…しくしく。  しっかし、ここのところ映画はめっきりご無沙汰ねえ…


歌舞伎もそろそろ観劇したいねえ…今年はさよなら公演中だもの…


レンタル屋で映画のDVD借りたりはしているものの、このごろめっきりそういう「劇場お出かけ」不精。 理由は自由のきく曜日に他の用事を入れることが多かったこと(買い物とか人と会うとか逃亡するとか…) そして家で楽しいことをする時間が増えたこと 飽きない楽しみ現在更新中( ̄ー ̄)


でもそろそろ劇場とよばれるところにてれてれっと行きたくなっている今日このごろ


行くぞ!

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2008年10月21日

てっきり改築くらいと思っていた

この1~2年話題にはチラホラ聞いていた話だったけれど、とうとう決まったかあ。 真四角の普通のビルとか…どこの宇宙から落ちてきた?って近代的すぎるビルとか…そんなのになるのは嫌だなあ。 ホテルとかでも旧館!ってのと一緒の気持ち。  あのバリアフリー皆無で、階段はお年寄りには辛いだろうし、座席も狭くて足が辛いとかいろいろありますが解体は寂しい。

歌舞伎座解体へ、「さよなら公演」は来年1月から

歌舞伎の殿堂として長く親しまれた歌舞伎座(東京都中央区銀座)が、老朽化などで2010年4月の興行を最後に解体される。
松竹が20日、建て替えのスケジュールを発表した。約3年の解体工事を経て、新劇場が入居する複合ビルに生まれ変わる。
歌舞伎座は1925年に現在の桃山風建築として開場。戦災を経て、51年に再開した。同社の安孫子正専務によると、物資の乏しい時代に建築したために耐震性に不安がある上、古い建物ゆえに体の不自由な客が利用しにくいなどの問題があったという。
解体に伴い、来年1月から2010年4月までを「歌舞伎座さよなら公演」と銘打ち、人気役者による人気演目を連続上演する。
松竹は、13年と見込む新劇場の開場まで、主に新橋演舞場(同所)で歌舞伎興行を行うほか、京都・南座などの地方公演を増やすなどして減収分を補い、経営的に乗り切る考えだ。
歌舞伎座は国の登録文化財だが、文化庁によると、届け出によって解体できるという。

2008年10月20日19時47分 読売新聞



10212008.jpgすでに来年の観たい演目(噂含む)は「発売になったら一緒によろしく!」ってお願いしているのだけれど、2010年4月まで通う日々になるかもだよ。 来年は金比羅(こんぴら歌舞伎)も行きたいと思っているところだしなあ。  「歌舞伎積み立て」始めます…






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2008年10月20日

大晦日でない幸子

10202008.jpg
ぜんぜんパソコンにさわらないこのところ、ご無沙汰ちゃんです。 今クールのテレビドラマは興味深いのが多いし、その後に夜中は(西・英・伊中心に)欧州蹴球三昧。  寒くなってきたので押入れから大好き羽布団も登場し、それにヌクヌクくるまりながらの秋の夜長にテレビ鑑賞はたまらん!  とかしているとますますPCに向わないのよ。 



友人が関係してる『小林幸子特別公演』に行ってきました。 場所は明治座。 コマ劇場での松平健の時に匹敵する観客層の平均年齢を下げられる数少ないチャンスです。  会場を見渡すと「自分って若い」と誤解します。 小林幸子さんったら芸能生活45周年とのことで、これでも「私はまだまだだのう…」と思えます。 
今回共通の友人たちが公演期間中にチラホラ観劇しています。 時間が合わなくて一緒の観劇は諦めましたが、いつもはパンクだ、空手だ、パン作りだ、ヒップホップだ、オペラだ、蹴球だ!と見事に趣味がバラバラなのにみなさん小林幸子マジックにかかって感動してしまっておるのです。 私もその中に1人で、見事に泣き笑いをしてエライ楽しんできました。  


第一部はお芝居『魔術の女王 天勝物語』明治-大正にマジックでアメリカやヨーロッパまで活躍したというマジシャンの物語 (この時代にそういう人がいたってことにも驚きよ。)
第二部は『華麗なる幸子の世界』  もう…いうことありません。 強力です。 エスカルゴ幸子(巨大かたつむりに乗る幸子)です。  ど派手な演出の歌謡ショー。 紅白の衣装も見ることできて「あらあ、テレビでもすごかったけど、生でみると本当にすっごいのねぇ~」と隣でしゃべくるオバちゃんたちに激しく同意です。  そして歌うまい! こういう感想って失礼きわまりないと思いつつ、生歌なのにあまりにも上手で歌う姿にくぎづけでした。


友人が関係しているこういう機会でもなけりゃ一生公演を観にいったりはしないステージで、なんだか楽しい時間が過ごせて儲けもの♪な気分でした。  

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2008年10月02日

歌舞伎マラソン

10022008.jpgかっこいいよのう、仁左衛門さん♪

本日朝から晩まで浅草です。  平成中村座の公演です。  しかも場所は浅草寺境内!
境内といってもさすがに裏のほうではありますが(通常は大型バスの駐車場らしい)ちゃんと芝居小屋をつくっての公演です。

今回の中村座公演、先月の赤坂での公演に引き続き観劇予定はなかったのです。 いつもの出会ったころはお互い制服姿もういういしいロック小娘→今は歌舞伎フリークな友人Hちゃんから前々から公演の話を(たぶん今年の頭か去年末)聞いていても「ほー、それはそれは♪ おもしろそうだね」と答えたものの聞き流しぎみでした。   がっ!、10月公演には仁左衛門さんがご出演とわかった途端に手のひら返して、チケットとってもらってHちゃんと初日っからの観劇です。 それも昼公演(11時~15時)と夜公演(16時半~21時すぎ)ぶっつづけです。 浅草寺歌舞伎マラソンです!  ちなみに私は歌舞伎座ですらぶっつづけの歌舞伎マラソンはしたこたありません。 腰痛くなるし、集中力持続時間は猫より短い… それなのに「仁左衛門さん」で「忠臣蔵」(仮名手本忠臣蔵)で、いつもと違った「芝居小屋」で…となんだかわからないけれど、面白そう( ̄ー ̄)となってチケットをとってもらったのでした。  (しかし今回の歌舞伎、ちょっと「お高め設定」でしたので、少しお財布具合が…(--;))


11時開演ですが、Hちゃんから「集合9時ね!」ってメールがきたから「はいよ!」って9時(笑) うおう!平日のこの時間!久しぶりの通勤ラッシュ体験。   おまけに寝不足に今日のピーカン秋晴れの太陽はキツイもんがあるよ~ ってことで朝8時半というのにサングラス装着…怪しさ満載で仲見世を闊歩して境内へ。  お参りしたあと待ち合わせ場所へと向かいます。
10022008_2.jpg彼女のお目当ては一番太鼓っていう昔から中村座の芝居小屋の初日だけ登場する大太鼓だったそうです。(写真)  
「あれ?言わなかったっけ?」とHちゃん。
「ええ…( ̄- ̄;)」と私。


会場では靴を脱ぎ、手渡されたビニール袋にいれて中に入ります。 
内部の写真は撮ってはだめだったので写真はありませんが、一階は畳の上に背もたれ付きの座椅子とお座布団、後ろのほうは味のある木製の長いすにお座布団。  2階もそんな感じの長いすでした。 まわりは真っ赤なちょうちんで囲まれ、天井の真ん中にはNYの公演でも観たでっかい「中村座」の名前のはいったちょうちん。  江戸時代の芝居小屋の雰囲気の再現だそうです。  うん、いい感じ。



お芝居は仁左衛門さんの大星由良之助(忠臣蔵の大石倉之助)が素敵! かっこええ! と、目がハートでありました。  いつも上のほうの席ばかりなので、小さい芝居小屋でこんなに前(前から3列目)だったから、仁左衛門さん、勘三郎さんはじめ役者さんの歌舞伎座では観ているこっちに伝わる迫力はすざまじいものがあります。  ひさしぶりの贅沢な日でした。


10月の公演は忠臣蔵でもいろいろな配役や組み合わせパターンがあり、トータル4番組もあるので友人Hちゃんはじめ本当のご贔屓さんは嬉しいだろうけれど大変ね。 11月は同じ芝居小屋にて「法界坊」です。 NYやベルリンでも上演され、評判になった番組です。  1日だけNYバージョン、途中英語で台詞があり、があります。   せっかくの英語の台詞、外国人サンにきてもらいたいですなあ。 私はNYで観てきましたので今回は11月の公演は行かない予定です。 



余談ですが、浅草寺境内で偶然に知人に会いました。 私結構そういうことがあります。  「元気かなー」ってその人のことを思いだしたりして数日のうちにメールしてみるかな、とか思ったりすると、数日のうちにばったり会ったり、向こうからメールがきたりします。 昨日も「なにしてるかなあ」とふと思った学生時代のルームメートが10ヶ月くらいぶりにメールがあったりしたばっかりで、今日は「元気かなー」っ思った人に…最後に会ったのは2年前のNY(その時も偶然)ですよ…あらびっくり。 彼女がもしも男性だったら(変な日本語だな)「これは運命♪」とかときめいてしまうところです。( ・∀・)

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2008年09月16日

戸惑いの日曜日で大笑いの日曜日

09142008.jpg実は昨日はカキ氷を食べたあと、ちょっとだけ家に帰って2時間くらいボーッしてからまた飲みにでかけてたのだった。  お誕生会に呼ばれていたのでした。

で、気がついたら朝7時だった…あまりにも笑いすぎてお腹痛くなった。 Hさんおめでとう。 幹事のT君の気配りやセッティングや、サプライズやらの仕掛けに自分の誕生日ではないのに感動ものだった。 一見強面だけれど、話していると気持ちのよいやさしい子とは思っていたけれど、それにこの気配り上手! 「ありゃもてるわ(笑)」とやけに感心してしまった。


でもって、家帰ってまた3時間くらいだけ寝て、今度はお芝居を観に池袋のサンシャイン劇場へ。 Gさんとの待ち合わせは劇場の座席。  最初にチケット渡しといて本当によかった。 寝過ごしてもチケットすら渡しておきゃなんとかなる!と思った私は偉い! (寝過ごさなかったけれどさ)  観たのは

サンシャイン劇場 開場30周年記念公演
「アパッチ砦の攻防」より
戸惑いの日曜日
脚本:三谷幸喜  演出:佐藤B作


やっぱり三谷脚本おもしろいですわ。  「途中寝ちゃったらもったいないなあ、でもこの睡眠不足じゃ危険だなあ」とか思っていたのに上演中は一切眠気がでなかったのでした。

途中で石野真子さんが「狼なんて怖くない」をちょこっと歌うわ、パフュームの歌もチラっと入るわ、そのくせウエストサイド物語やウォーホールあたりのからみも混ぜ込むわ、大笑いしつつも、途中ちょっとだけホロリとなって、最後はみんな笑顔!な三谷作品  やはり好きであります。

「これぞ三谷作品伝説のコメディ!! 笑いっぱなしの3時間!!」ってチラシにも書いてあったように、大笑いしてさらにお腹痛いのが追加。 腹筋よく使ってるなあ。  ( ^∀^)ゲラゲラ。


そしてその後再び夜まで家に帰れなかったのだった… あははははは。 さすがにもう寝る!


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2008年08月14日

歌舞伎でオペラ

08142008.jpg◇歌舞伎座百二十年八月納涼大歌舞伎◇
だわよ。


通常、11時開演&16時くらいの開演の2部(で3演目)の歌舞伎ですが、八月の納涼歌舞伎は11時、2時半くらい、6時半くらい開演の3部(2演目)となります。 
夏だけではなく、演目2つの3部構成くらいの時間のほうが気軽にこれるなあ…と思います。



ホントはさ、浴衣でもきて粋にいこうぜ!粋によ! って感じですが、この暑さじゃ無理!
3部全部みたいのは山々ですが、そこまで時間も金もそして体力も精神的余裕もない8月ですので、「絶対に観たい!」と大騒ぎした第3部のチケットを毎度毎度お世話になっている歌舞伎フリークスのHちゃんの観劇日のうちの1日(--;)とあわせて一緒にとっていただきました。 

1:新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり)
      更科姫実は戸隠山の鬼女  勘太郎
           山神  巳之助
           従者右源太  高麗蔵
           同 左源太  亀 蔵
           侍女野菊  鶴 松
           腰元岩橋  市 蔵
           局田毎  家 橘
           余吾将軍平維茂  橋之助


2:野田版 愛陀姫(あいだひめ)
          濃姫  勘三郎
          愛陀姫  七之助
          木村駄目助左衛門  橋之助
          鈴木主水之助  勘太郎
          高橋  松 也
          多々木斬蔵  亀 蔵
          斎藤道三  彌十郎
          祈祷師荏原  扇 雀
          同  細毛  福 助
          織田信秀  三津五郎

以下思ったことなど。

◇紅葉狩

え~、この1年半またまたお稽古をばっくれたまま行方不明してますが(--;)実はこの紅葉狩の謡が私が始めて習った謡であります。  まだ幼少でござった。 後に「最初からエライ渋いの選んだねえ」と現在の師匠にいわれたりもした鬼もの。 別に自分が選んだわけではないけれど思い出深いのです。

しかし、能と歌舞伎の紅葉狩ってここまで違うのね~と新鮮にびっくり。

だいたい歌舞伎で松羽目物(能のオマージュのも)をするときは、途中一緒に脳内にて謡いたくなるところがあるのですが、今回の紅葉狩、あまりにも違う舞台を観ているのでそういうのがありませんでした。 
 
前にも書いたと思うけれど、能は鬼の面をつけるわけで、歌舞伎はそれが派手派手の隈取りの化粧であらわします。 なかなか派手な鬼女さんで迫力ありました。



◇野田版 愛陀姫(あいだひめ)

野田秀樹がオペラのアイーダを歌舞伎にアレンジ♪

オペラと歌舞伎行くしかないっしょ♪   

話がちょいと離れますが、ELPってプログレのバンドがムソルグスキーの『展覧会の絵』をシンセサイザーでグィングィン♪と弾きまくったり、またRAINBOWってバンドがベートヴェンの『第九』をギターでギャンギャン奏でたり…そういうの大好きであります。 

だからもともとオペラでも気に入っている演目のアイーダがどんな形で歌舞伎になるのかが興味深々でした。  

お話の内容(武将ラダメスが敵国奴隷となっているアイーダと相愛で、王の娘がそれに嫉妬。  戦で凱旋帰国したラダメスへの王のご褒美は娘との結婚。  その後ふたりで駆け落ちしようとしたものの、ラダメスがうっかりしゃべった情報をアイーダの父(敵国の王)が聞いちゃって…  って話)は一緒ですが、古代エジプト時代のエジプトVSエチオピアの舞台は戦国時代の美濃VS織田となっておりました。  

アイーダが愛陀姫、ラダメスが駄目助左衛門。  でも他の名前遊びはなかったな。

面白かったです。 でもひとつ想像と違ったのは鳴り物に「西洋」が入り込んだこと。
「凱旋行進曲」ではトランペットが入り、弦楽器もチラホラ聞こえます。  ガツンと全部和な鳴り物でも良かった気がしたなあ…

ちょっとこのあたりが「どういう感じでオペラが歌舞伎風に」と思っていたので、個人的にはちょいと妄想ふくらませすぎだったようです。   以前観た十二夜が?とっても和風で文字遊びや鳴り物もそうだったから勝手にそう思ってしまったのか?  んー、あと一回観たいが大人気演目らしいので多分無理でしょうなあ。

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2008年08月10日

NYなメモ@Broadway

激しく観たいぞぅ~!

'Kinky Boots' to be Broadway musical


NEW YORK, July 8 (UPI) -- A Broadway musical based on the British film "Kinky Boots" is in the works, the show's producers said.

The 2006 movie featured Chiwetel Ejiofor in a Golden Globe-nominated performance as a drag queen who helps a traditional English shoe factory reinvent itself by creating a line of sexy footwear for men who dress as women.

The Hollywood Reporter said veteran producers Daryl Roth and Hal Luftig have bought the rights to Julian Jarrold's film and are planning to make a stage musical out of it.

Although the movie isn't a musical, it does feature several cabaret numbers.


映画『キンキー・ブーツ』がどうやらミュージカルになる模様。  もともとミュージカル映画じゃないから、音楽は付け足すようだけれど、サントラで使ってた曲は是非使ってもらいたいわあ。  特にミラノのステージでのブーツソングメドレー 『THESE BOOTS ARE MADE FOR WALKIN'』『CHA CHA HEELS』などなどでの群舞は想像するだけでも今から楽しみ♪




で、もって、こっちは残念無念



マンハッタンから消える大型CD店 ヴァージン・メガストア来春閉店

米ニューヨーク・マンハッタンの中心部、タイムズスクエアにあり、ニューヨークの観光名所で知られるイギリス系の大型CD店ヴァージン・メガストアのタイムズ・スクエア店が来春をめどに閉店することが分かった。昨今のCDの売れ行き不振が主な原因とみられる。マンハッタンでは大型CD店が次々と閉店しており、来年中にはマンハッタンから大型CD店が完全に姿を消す。

こう、なんて言うか、胸の奥がきゅうぅっとなった。 タワーレコード、HMVと続いてヴァージンメガも姿を消すのねぇ…

店舗の家賃が今の13倍に跳ね上がるのが理由のひとつらしい。 今のマンハッタンの物価上昇尋常じゃあありません。  好きなお店がどんどん家賃高騰で閉店しちゃっている。

あとは 「オンライン・ミュージック」の急速な普及とCDの売り上げ減少。  音楽はダウンロードな世界だけれど、店内をグルグルまわって、何かを見つけたときのほっこりとした歓びもあるのにねえ。  

建設中の時、「うぉー! とうとうアメリカ上陸だあ、 もうここで働いてもいい♪」って言って興奮したのは10年ちょい前なだけなのにな。

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2008年04月17日

不覚も不覚

04172008.jpg先週に引き続きまた行ってた@歌舞伎 今回は昼の部。
仁左衛門さん、勘三郎さん、玉三郎さんがそろい踏みの月は昼も夜も行っちゃうね。 でも 随分前ににチケットとっておいたから一昨日まで今日だってコロッと忘れていたのだったがね。 危ない危ない。  
今日は豪勢に歌舞伎座でお弁当食べて脳内&胃袋に栄養を与えるのよぉ♪

一、本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)   十種香

             八重垣姫  時 蔵
             武田勝頼  橋之助
             白須賀六郎  錦之助
             原小文治  團 蔵
             腰元濡衣  秀太郎
             長尾謙信  我 當


二、熊野(ゆや)
              熊野   玉三郎
              従者   錦之助
              朝顔   七之助
              平宗盛  仁左衛門


三、刺青奇偶(いれずみちょうはん)
              半太郎  勘三郎
              お仲  玉三郎
              荒木田の熊介  亀 蔵
              赤っぱ猪太郎  錦 吾
              太郎吉  高麗蔵
              鮫の政五郎  仁左衛門

でも、ここんところの多忙で、ついつい2番目の演目『熊野』は寝ちゃったよ…

幕見で食べたお弁当でお腹一杯になったってこともあったよ。

能がもとになってて能じゃ好きな番組なのに…

でも脳内でいい感じのアルファー派がでてしまう、謡や長唄。 

そりゃーもういい感じでうとうと…ぐっすり、癒されまくり。  こんなことなら一本目で寝ときゃよかった。


でも『刺青奇偶』はしっかりと堪能したからよしとする。 
鮫の政五郎=仁左衛門さん演じるその筋の親分さんがありゃーそりゃ粋でいなせでござんしたよ。うっとり♪
玉三郎&勘三郎の(演じる)夫婦愛にも涙ホロリなのでした。 

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2008年04月09日

歌舞伎とっちゃったもん

(後日姑息に更新なblog)

04092008.jpg歌舞伎座にて『四月大歌舞伎 夜の部』にて歌舞伎鑑賞。 今回は昼も夜も豪華ですから行かないわけにはいかんのだよ。 おまけに日本史苦手な私でも今回はすんなりわかる時代背景なのですよ、うひゃひゃ。  (この歌舞伎のチケットをこっそりととっていたために京都行きが前泊できず翌朝6時発とかになったのだが、チケットとったときに京都行きなぞ決まってなかったのだから仕方ない)






一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)
            徳川慶喜  三津五郎
            高橋伊勢守  彌十郎
            宇佐見常三郎  巳之助
            間宮金八郎  宗之助
            天野八郎  亀 蔵
            山岡鉄太郎  橋之助


二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
            武蔵坊弁慶  仁左衛門
            富樫左衛門  勘三郎
            亀井六郎  友右衛門
            片岡八郎  権十郎
            駿河次郎  高麗蔵
            常陸坊海尊  團 蔵
            源義経  玉三郎


三、浮かれ心中(うかれしんじゅう)
  中村勘三郎ちゅう乗り相勤め申し候

             栄次郎  勘三郎
             おすず  時 蔵
             大工清六  橋之助
             三浦屋帚木  七之助
             お琴  梅 枝
             番頭吾平  亀 蔵
             佐野準之助  彌十郎
             太助  三津五郎
             伊勢屋太右衛門  彦三郎

以下かるーい感想。

将軍江戸を去る

橋之助さんというと、顔つきからどうしても松岡修三とだぶるという私の脳内シナプスのつながりで申しわけないのけれど(あまり私に賛成してくれる人おらんがな)、血気盛んな山岡鉄太郎役で「うーん、修三!」とか思ったりした。 江戸を去る徳川慶喜(三津五郎さん)の哀愁にちょっとだけ涙。 


勧進帳

源義経=玉三郎、弁慶=仁左衛門、富樫=勘三郎
うひゃー♪ 非常に豪華な勧進帳であるよ。 現在NHK教育で「歌舞伎入門」の案内役をされている仁左衛門さん。 歌舞伎の説明をおっとりとした顔でされてる時と、隈ふちの弁慶になっての迫力ある大見得は同じ人とは思えない。 役者ってのはすごいよのう。


浮かれ心中

中村勘三郎ちゅう乗り相勤め申し候
井上ひさしの直木賞受賞作「手鎖心中」を歌舞伎化した作品で、ずっと観てみたいを思っていた演目。 笑える演目で、特に勘三郎さんのおバカ役っていつも最高♪ ブラボー!バカ息子なおバカっぷりに毎回大笑い。  今回の名物は「ちゅう乗り」  It's a small worldが長唄版でかかっちゃうし、 ちゅう に乗って 宙 乗りよぉ。  ネズミ嫌いだけど、そのネズミがかわいく見える。


うむ、やはり翌朝の出発を始発にしてもこれをキャンセルにしなくてよかった♪としみじみ思うのだった。

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2008年01月13日

でんぐり返らなくても無問題

(後日姑息に更新なblog)

01132008.jpgでんぐり返し封印がどうしてそんなにニュースになるのか今ひとつわからなかったが…

87歳が毎日でんぐり返しして何ヶ月も公演してりゃ、やっぱりすごいか…


3公演越し(年月にすりゃたぶん5年越しくらいか?)の母のリクエストでやっとチケットがとれたのでお付き合いしてきました@『森光子の放浪記』 1回目は公演が始まって随分たってから行きたいと言われたので、もちろん売り切れ。 2回目は建てかえとなった芸術座の最終公演だったため気がついたら売り切れだった。 ということで新劇場に生まれ変わったシアタークリエでのこけら落とし公演第二段の今回やっとチケットがとれたのでした。

『放浪記』
昭和36年10月、「放浪記」は、日比谷・芸術座で産声を上げました。
作家・林芙美子が尾道より上京し、貧困の中で、恋をして、棄てられながら、詩と小説を書き続け、やがて人気作家へとたどりつく先には―劇作家・菊田一夫は、林芙美子の半生を、身近に接した自身の視点から劇化しました。
主演は森光子。関西の喜劇やテレビに出演していたところを菊田に見出されて上京。初めての主役が「放浪記」の林芙美子役でした。
哀歓とリアリティが各場に滲み出る「放浪記」は大好評を博し、森光子は、芸術祭文部大臣賞、テアトロン賞を受賞、初演は7ヶ月のロングラン上演となりました。
菊田の死後も三木のり平が潤色・演出を手掛け、作品は磨き上げられていきます。
初演以来46年間で、積み上げられた上演回数は1858回。
2005年に文化勲章を受章して、女優としての高みに達した森光子。
2008年の正月から、新劇場シアタークリエで、「放浪記」を演じます。
2008年は、菊田一夫生誕100年の記念すべき年です。
森光子の女優人生と共に歩み続ける「放浪記」。
「放浪記」の新たなる挑戦にご期待くださいませ。

シアタークリエ 放浪記 オフィシャルサイトより


テレビでの森さんを見ると、「本当にこの人が3時間もお芝居してんの?」とか少し思っていました。 だって、話し方はゆっくりだし、動作もゆっくりだし… 87歳だもの。 ワイドショーが少年隊のヒガシに恋人発覚?とか騒ぎ出したあたりからめっきり老けてしまわれた感じが…(失礼お許しを)

でも芝居だと全然違うのだねえ。 でんぐり返しはなかったが、それでも踊ったり小走りしたりと機敏なのでびっくり。 そりゃ他の役者さんに比べれば動作はゆっくりだけれど、87歳とは思えない「お嬢さん」ぶりを演じられてました。 いやー役者ってすごいわあ。  実年齢ここまでサバ読めるなんて見習わないといかん!  でんぐり返しの場面はあってもなくても嬉しさは伝わるだろう場面だったので、別になくても違和感があるわけではありませんでした。  

物語の内容はちと暗くなるというか…しょーもない男に惚れ、貢ぎ、案の定貧乏で…才能が認められて有名にはなったけど、名声&お金=幸せってわけでもなくて… と、ちょっとブルーな内容ですなあ。   「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という言葉の人だけありますなあ。 ああ、ブルー。 (スミマセン、林芙美子作品読んだことがありません。)

森光子さん役じる林芙美子の友でありよきライバルでもあった日夏京子役は高畑淳子さんでしたが、後半は黒柳徹子さん。 こっちのバージョンもちょっと観てみたい気もします。 もちろん今頃思ったって満席ですがな。

観劇の念願かなった母も満足していました。 でも、劇場名の「シアタークリエ」には不満らしい。

「以前の「芸術座」のままのほうが、歴史も感じられるし素敵な名前なのに!」

とのこと。 

確かに、何でもかんでもカタカナにしおって!と、常日頃から思っている私もあまりかっこよいとは思わない名前です。  それもクリエっちゃ何? と思っていたところ、クリエーションからきているようです。 ますますセンス悪いなあ…と思ったのでした。  芸術座のままでいいじゃない? ねぇ?

おまけにまだ劇場名の知名度も低いのか携帯での所要時間ナビ検索で名前がでてこなかった(笑) (これを書いている現在はしっかり候補名としてでてきます)

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2008年01月10日

一人五役

(*後日更新blog)

復職と通院でヘッロヘッロなんだが、でもこれは行く。

01102008.jpg初春花形歌舞伎

成田山開基1070年記念

通し狂言

雷神不動北山櫻
(なるかみふどうきたやまざくら)


市川海老蔵五役相勤め申し候


海老蔵さん5役! 粂寺弾正、鳴神上人、不動明王、早雲王子、安倍清行 とか演じる役を書いてもよくわかっておらん(--;)  イヤホンガイドもあることだし、なんとかなるだろ。


松竹のサイトによれば、

この『雷神不動北山櫻』は、今から約二七〇年前の寛保二年(一七四二)正月に大坂の佐渡嶋長五郎座で初演され、同年七月まで打ち続けるという記録的な大当たりをとった作品です。皆様ご存じの歌舞伎十八番『毛抜』『鳴神』『不動』の三作品は、全てこの『雷神不動北山櫻』の一幕として上演されたもので、二代目市川團十郎が粂寺弾正、鳴神上人、不動明王の三役を勤めて好評を博しました。 (中略) また今回の公演では、原作の台本や従来の台本を参照しながらも、全く新たな構想のもと、市川海老蔵が粂寺弾正、鳴神上人、不動明王の三役に加えて、早雲王子、安倍清行の合計五役を勤めるというのも大きな話題となっています。
とのことです。 

会場には成田山から御本尊不動明王御分霊の御尊像も奉安されております。 もしかして、これが私の初詣になるのだろうか?(^^;)

舞台ではまずは口上で海老蔵さん自身がお芝居の簡単な説明をしてくれます。 演じる5役の写真パネルを指差しながら…  おかげで5役も演じられたのに誰が誰か混乱しなくてよかったです。 5役だし、日によっては昼夜2公演だしとボヤキには会場から笑いが。

途中2幕目あたりで(いろいろ副作用もあったりで、私が勝手に)中だるみしてしまってウトウトしてしまったのがもったいなかったな。 3幕4幕は迫力あり眠気もふっとんで再度楽しめました。 

以下これから行くかたにはネタバレバレだからご注意

昨年の秋にこの公演を知ったとき、最初のチラシには
「市川海老蔵空中浮遊相勤め申し候」
とありまして、チケットでは毎回お世話になっている歌舞伎大好き友達と、

「空中浮遊って何?」 

と話していました。 ほれ、空中浮遊ってーいうと、例の…あの教祖様を思い出す。  でも「飛ぶ」ってことには間違いないだろうし、場所も新橋演舞場だしでの歌舞伎で「浮遊」ってなると、舞台から客席の上をキツネが嬉しさあまりに踊りまくって昇天していく…(義経千本桜)、それじゃ猿之助さんのスーパー歌舞伎よねえ、でも、ああいうワイヤーアクションありなわけ?とか勝手に妄想していたのです。 

でも、当日劇場でもらった最終版チラシは「市川海老蔵五役相勤め申し候」とキャッチコピー(って言ってよいものか?歌舞伎なんですけど…?)が変更になっていて、会場にワイヤーもないから飛ばないらしい…はて? 一体? と思っての観劇となりました。 
でも、話の終わりも終わりで海老蔵さん演じる5役目の不動明王が舞台上で浮いたのでした。 手品みたいに浮いてました。  確かに浮いているし、迫力ある舞台設定でしたが、キャッチとして使うには弱かったのだろうなあと思ったのでした。  それに、浮こうが浮くまいが一人五役は大変なことですからそっちを見どころにするのは正しいと思われたのでした。

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2007年12月06日

歌舞伎とお芝居の違い? さあ…

12062007.jpg「12月の公演、ある意味豪華スターキャストです(笑)。」

歌舞伎にはまって東へ西へどこにでも行っているHちゃんからお知らせメールをもらったので早速チケットを手配してもらった。 後援会に入っている人に頼むと先々行チケットがとれるのでありがたいのう。 

ほほー、さすがにお勧めしてくれるだけのことはある。 若手勢ぞろいな豪華さじゃわ。 

備忘録かねてのblogなのであらすじは歌舞伎座オフィシャルサイトより抜粋。 (問題あれば削除します。)

『菅原伝授手習鑑-寺子屋』

菅丞相の家臣・武部源蔵(海老蔵)は、妻の戸浪(勘太郎)と寺子屋を営みながら、主人の子菅秀才をかくまっています。それを知った敵の藤原時平は、菅秀才の首を出すよう命じ、臣下の松王丸(勘三郎)を首実検に差し向けます。源蔵は苦悩の末、今日、母の千代(福助)に連れられ寺入りした小太郎を身替わりにします。実はこの子の親こそ、松王丸。心ならずも敵方に与する松王丸の、これは命を賭けた償いの行動だったのです。
わが子を犠牲にする松王丸夫妻の慟哭と、他人の子を殺さざるを得なかった、源蔵夫妻の宮仕えのつらさ。胸を打つ義太夫狂言の名作です。

周りのおじさん、おばさんもすすり泣く。 上司の子どもを助けるために他の子どもを身代わりにし、あげくその子は敵方の大将の部下が、それを知っていて自分の子どもを差し向けたってわけで。 やりきれない話よのう。

『粟餅』
威勢よく現れたのは、二人組の粟餅売りの杵造(三津五郎)と臼造(橋之助)。搗きたての粟餅をちぎっては、粉が入った鉢に投げ入れる曲搗きを見せたり、交互に六歌仙を演じ分けたりと、きびきび軽やかに踊ります。
 江戸時代、曲搗きで知られた粟餅売りの風俗を写した常磐津舞踊。踊り巧者、三津五郎と橋之助の息の合った組み合わせが楽しみです。

20分ほどの短い踊り。 ぼーっとみてたらあっという間に終わってしもうた。

『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

文久元年(一八六一)。江戸幕府が開港した三港のうちのひとつ、横浜にある遊郭岩亀楼には、外国人相手の「唐人口」と呼ばれる遊女もいて、連日賑わっています。気風がよく三味線の名手でもあるお園(玉三郎)は、ここ岩亀楼の名物芸者。面倒見のいいお園は、病に伏せっている同僚の遊女亀遊(七之助)を見舞いに行き、亀遊と、医者を目指す通辞の藤吉(獅童)との仲に気づきます。
その翌年。岩亀楼に登楼したアメリカ人イルウス(彌十郎)は、唐人口の遊女マリア(福助)を気に入らず、病み上がりの亀遊に一目惚れして、藤吉に身請け話の通訳をさせます。金に目の眩んだ岩亀楼の主人(勘三郎)が身請けを承知すると、藤吉との恋に絶望した亀遊はその場を飛び出し、自害してしまいます。
その七十五日後。亀遊の死を、〝万金を積まれてもアメリカ人への身請けを断り自害した攘夷女郎〟と事実を歪曲して伝える瓦版が出回ります。「露をだにいとふ倭の女郎花ふるあめりかに袖はぬらさじ」というウソの辞世の句まで添えられている周到さは、攘夷派志士を煽るためのねつ造に違いありません。が、この瓦版のお蔭で評判になった岩亀楼では、商売促進に励む主人はもとより、亀遊の死の真実を知るお園までもが、ウソで塗り固められた「亀遊物語」の語り部となってゆきます…。
玉三郎の当たり役のお園に、一座勢揃いの顔ぶれによる注目の舞台。今回は初の歌舞伎座での上演です。

作者:有吉佐和子。 
もともと縁のない暮らしをしていりゃそんなもので、有吉佐和子といえば学校の休暇であろう時期に実家に帰っていた時「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングにて、延々と番組ジャックをしている姿をまさにライブで見てしまい「なんだろう、このエキセントリックなおばさんは?」 と、おののき胃のあたりがきゅぅ~っとした。 そのトラウマか、彼女の作品を手にとったことはなく、作品も「恍惚の人」くらいしか知らない。 だから観る前は多少胃の奥がきゅぅ~っとした。 

しかし、いや~、面白かった! 「歌舞伎」というより「お芝居」感覚で面白かった。(このふたつがどう違うのか?とつっこまれても説明できないけれどさ。 現代語でわかりやすいということと、台詞が長いこと… あとは私の動物に近い感覚) 
いつもは玉三郎の花魁姿にうっとりしているわけだけれど、今回は大笑いさせてもらった。 おまけにアメリカ人役の彌十郎さんの英語の発音が上手だったこと♪ 「上演時間長いな。」とため息もついていたのが嘘のようにあっという間に時間が過ぎていきましたわ。



なんだかこのごろ人並みに師走っぽい。 通院とほんの少しの労働、そして半分以上を占めているこの数ヶ月のウサをはらす日々。  インフルエンザの予防注射もしましたぜい。

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2007年11月08日

「書を捨てよ、町へ出よう 」

11082007.jpgって、寺山修司も言っとるじゃあないの!

って、アタクシの読んでた書はマンガであった今日この頃だったのですが…いいじゃん。 さすがに部屋にいるのに飽きたのだよ。


で、歌舞伎に行ってきましたよ。まだ人ごみ、特に電車は怖いものがあるのですが(偶然ぶつかったりなんかしたら呼吸もとまるって)そろりそろりとキョドリながら行ってみたのでした。 そんないい席じゃないけど、気分転換にはなりますです。

『吉例顔見世大歌舞伎』

一、宮島のだんまり(みやじまのだんまり)

二、仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

  九段目 山科閑居

三、新古演劇十種の内 土蜘(つちぐも)

四、三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)

   大川端庚申塚の場

二番目、三番目が好きな演目なので行ったのですが、今回は全てどの番組も面白く観劇できました。
 年末だよねぇ、忠臣蔵のシーズンなのだよねぇ…としみじみ。 討ち入りの十一段目よりもこっちのが個人的には好きですわ。 土蜘はできればいい席で見たほうが迫力あるだろうなあ…と思ってました。



でも観劇4時間はまだしんどかったよ。 観劇中は夢中だったけど、帰宅したらぐったり。
早くニンゲンになりたい。 

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2007年07月23日

英語の法界坊

07232007.jpg滞在中再度『平成中村座』今回は「法界坊」でありますぜ  会場には大きな中村座のちょうちんがぶら下がっており迫力があったのですが、上演時間以外も写真撮影禁止だったのでロビーのちっこい提灯だけパチリ撮ってきました。



今回勘三郎さん、このために英会話のレッスンを受けていたそうです。 台詞全部を英語でするわけではないのですが、途中途中に観客のアメリカ人を相手に英語で話しかけ笑いをとりつつの歌舞伎は大うけでした。


実は初日の「連獅子」は華やかではあるものの、あまりストーリーということでは地味なのであります  おまけに初日ったらチケット代も法界坊よりも高額であったのにすぐに終了してしまったので、
「That's it?」なんて戸惑いの声もありました


だから外国人にKABUKIの観劇 となるとこっちの方がよかった気がしました。


拍手喝采であったよ


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2007年07月18日

そしてOPERA

07182007.jpg夏にNYにくるとさ、メトロポリタンオペラのシーズンでないのでそのあたりが寂しい思いがあります。 


でもかわりにKIROV OPERAがリンカーンフェスティバルで来ているっていうじゃないか!  平成中村座はもともとチケットは事前に押さえていただいてあったのだけど、ダメモトの当日券売りを買いにメトロポリタン劇場(って日本語で書くとなんか変だな…)に朝一番にやってきました


 『ニーベルングの指環 』を上演です。 


 『ニーベルングの指環 』長いのです。 ほーんとに長いのよ! 前夜祭「ラインの黄金」、第一夜「ワルキューレ」、第二夜「ジークフリート」、第三夜「神々の黄昏」の4つの構成で1つが5~6時間  今回はその中の第一夜「ワルキューレ」の観劇です。


当日券だよ  ええ、立見しかもちろんないよ…5時間立ってろー  Σ(゚д゚lll)  



NYにいるときマラソンのように毎日毎日この『指輪』を4話とも観劇したことがあります。 仕事半分でした。 オペラに詳しい日本からいらした方々とご一緒させていただいたので説明はしっかりしてくれ楽しかった思い出があります。  その後に日本からNYにいる私にメトロポリタンオペラの情報を流してくれるという(当時なメールなんぞなかったのでお手紙で♪) 親切な皆さんで彼らのおかげでオペラが好きになったのでした。



そんな思い出深いオペラの「指輪」  でもアメリカーンな演出、舞台美術派手派手のメトロポリタンオペラになれちゃっているもんだから、キエフの舞台はとても不思議な感覚のする舞台でありました。  演出や舞台美術でいろいろ違うものだな  


楽しかったけどやっぱり足が棒 



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2007年07月16日

大皿・大味、しかしlove♪そして平成中村座

07162007.jpgレストランで出てくる飯の量は相変わらず「半端ねぇ!」 です。 元気は胃袋からってことだわな。



月曜日に『中村屋・歌舞伎』観てきました。 中村勘三郎さんのNY公演、今回の旅はいろんな予定にあわせて組んでおります。 これもそのひとつの予定でした。 リンカーンセンターで毎夏催される「LINCOLN FESTIVAL」いろいろな国の演劇はパフォーマンスが夏の間約3週間、リンカーンセンターにて開催されています。  日本からはの平成中村座はその目玉のひとつとなっていました。



始まる前、時間があったもので、近くのバー&レストランにて食事。 一人飯です。 お友達はまだ仕事中。 そんなときに一人ワイン飲みつつ、オープンテラスで、のほほーん♪と開場時間まで買ってきたパンフレットを見ながら過ごす一人飯はなんだか贅沢の極みです。 

案内された席の隣に日本人のカップルが…。やはり開場までここにいるようです。 年齢層だと私と同じくらい? いや、きっと向こうのほうが実は年下なんだろうな(笑) 苦虫噛み潰しましたっ!って感じで全然笑わずボヤく旦那と、ハイテンションボイスで「え~、そうなのぉ~」っと死語使わせてもらえば「ぶりっこ」な奥様。 夫婦のしっくり感というか、似たもの同士的な空気とかが感じられないので、たぶん新婚か? 余計なお世話だがさ。


オーダーした一つの料理を二人で食べながらの会話。


「こんなに大きいのぉ~」
「すごいだろ、でも、ここに来たらこれを食べないといけないんだ。」(知りませんでしたぜ)
「え~、よく知ってるねぇ。」


とボリュームのある料理を前に会話が弾んでます。 旦那は奥様にいいところ見せようとしてウンチクたれております。 余計なお世話だがさ2


で、その後、食べ疲れて食事を辞めた旦那が口にした言葉に、こっちの箸が止まります。 いや、アメリカなので、箸ではなくフォークが止まります。



「こんな量一人で食べるなんて尋常じゃないよな」


その尋常じゃない飯を食っている人が隣にいるんですけど~?
顔よりはるかにでかい皿を目の前にしてニコニコ食べているんですけど~?
で、どう考えても西洋人の顔してない、日本語わかる日本人がいるんですけど~?


これってアタシに喧嘩売ってんの?



気分がいいので、聞くのは辞めましたが、それこそ余計なお世話じゃ! それも二人で一つの皿を結局半分以上残しおって! ここに来たらこれを食べないといけないんだよ、って注文したんだからいまさら「大味だな」とか言うな~! たぶん事前チェックで得た情報がアメリカ慣れしている味覚と胃袋を持った人のサイトかなんかなのでしょうな。  



むぅ。 その後再びリンカーンセンターに戻って元同僚や友人、知人 沢山の人に会いました。  NYの日本人、日系人みんなここにいるんじゃないの?ってくらいに大集合 会う予定のなかった人にも次々に会えてよかった 



みなさん、遊びにきたの?ではなくて、「戻ってきてるんだー!」と言ってくれます。 そんな彼らがとこの街はやっぱり大好きであります。



あ、歌舞伎は大好評でした。 初日のみの「連獅子」勘三郎さんとご子息の勘太郎、七之助さんの3匹の獅子!  息がぴったりあって見事でした。


今回「さすがは芸術の街だなあ」と感動したことは観客へ希望者には無料でイヤホンガイドを貸し出してくれたところでした。 (借りるときに運転免許証を預けて貸し出しとなります)  簡単な歴史の説明は私もためになったぞい。

滞在中にあと一度今度は「法界坊」を見に行く予定です。



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2007年07月06日

生唄はやはりいいよのう。

織田哲郎のライブに行ってきました。
ここのところ毎年コンスタントに行ってますが、今回はなんたって14年ぶりの新譜がでたもんだからいつもよりも進行状況サクサクでした。 まったりだらーんと過ごすライブってのも個人的には好きであります。 ライブ中ずっと総立ちでGOGOGOGOGO!なのはさすがにもうキツイ。

今回のCDで非常に気に入っている曲がある。 初めて聴いたとき、なんだか救われる思いがした曲。 ま、アタクシもいろいろプライベートではあるもんでね。ここはお気楽極楽モードのときしか更新できとりませんから… 誰だっていろいろあるもんよね。  

で、このところの運転中、徒歩での移動中でもその曲の入っている新譜『One Night』をよく聞いていたんだが…

まさか、ライブ中にその曲聴いて涙だすとは思わなかった。 予想外です…

音楽すきだけどさ。 頭で真剣に考えているわけでもなく、時と場所も選ばず耳に入ると涙がでる曲ってのはいままでの人生で1曲(それも歌詞なしなオーケストラ楽曲)だけだったんだけどねぇ。その曲を聞くとしょーこりもなく「あれれれ?」と涙がでるわけで、今回それに非常に近い体験をしたのでした。 リラックスしすぎて油断していたか?   

感動ってのか? 楽しいってのか? いまひとつ言葉にすることができない。
素晴らしいライブをありがとうございました。
と、思わず拝みそうになりましたです。 あはは。 


set list(ネットで拾ったので備忘録として残しますです)

1.もう少しがんばってみよう。
2.BACK TO THE NIGHT
3.いかした奴-Satisfied?-
4.インソムニア
5.Sunrise Sunset
6.キズナ
7.Stay/置き去りにされた愛の中で
8.愛が届くまで
9.世界が終るまでは…
10.瞳閉じれば~Let's dance
11.真夏の夜の甘い夢
12.Baby Rose
13.DON'T YOU WANNA TOUCH ME?
14.青空
15.いつまでも変わらぬ愛を
16.祈り
17.明日へ

en.
1.SEASON
2.Funky monkey baby
3.SHINE THE LIGHT
4.BOMBER GIRL

W.en
1.負けないで
2.いつの日かきっと(大阪)、YOU ARE NOT ALONE(名古屋)、Lonely boys, Lonely girls(東京)

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2007年06月03日

LPの時代だった

伊藤銀次30周年記念ライブ
ハートランドの1人として佐野元春とライブをしていたころにコンサートにて知り合った友人2人と行ってみた。 場所は赤坂…実にその場所に足をつけるのは数年ぶりである。 思い出の多いがために避けまくっていた土地なので、大好きな「しろたえ」のシュークリームすら食えない数年間だった。 久しぶりにいったら休業日だった。ガーン。

100人も入ると満員の会場。 懐かしい歌を聴いて83年あたりの当時を思い出した。 あいかわらず綺麗な声ですなあ。 と、いってもすでに私はUS生活満喫中だったもので、銀次さんのライブは当時も数回行ったか行かないかだと思う。 一緒にいった2人はイソイソと通っておったので、銀次さんに覚えられていたってところがスゴイ。。



久しぶりに家でも聞いてみたいと思ったが、LPしか持っておらん(笑) CDはベストがあるようだからそっちを買いますかね?



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2007年05月09日

マッタリと落語なぞ

05092007.jpgニュースや新聞で「米朝」という活字を見ると「アメリカ&将軍様の住むところ」より「桂米朝」師匠を頭に浮かべアホな想像をしたりする時があります。 たとえば、このごろのニュースですと… 

◇米朝がニューヨークで接触
とか、
◇寧辺核施設をめぐる米朝の「ゲームの法則」

とかで、米朝師匠がNYで誰に接触? とか DSする米朝師匠を想像したりして1人笑うのです。 
不謹慎+人間国宝様になんてことするのだ! 


いぇ、別にそんなに落語に詳しいわけじゃありませんぜ。 『笑点』は小さいころから見とりますがな。 小さい頃はジジババのところで一緒にテレビを見ていたので(私にチャンネル権なぞなかったからさぁ)古典落語は結構知ってたりします。 でもテレビで出演している落語家さん以外はほとんど知りません。

友人に誘われて落語を聞きに新宿末廣亭へ行ってきました。 生落語初体験ですわ。
昼の部の途中から入場しました。 「歌丸師匠が出演されるから(昼の部最後)」と行くことに決めたのだが、どの落語も面白くてそのまま夜の部まで居座って笑ってきました。 

桟敷席だったこともあり、マッタリしつつ聞く落語、楽しいじゃないか! 途中の紙きりや、漫謡も楽しく、時間がゆっくり流れている気分となりました。 歌丸師匠の落語。 登場人物によっての表情やしぐさの変わりかた、すっばらしかったです。

次回は6月上席(1日~10日)の柳家小さん師匠と三遊亭金馬師匠を聞きに行きたいぞ!

末廣亭オフィシャル・サイト 



三味線漫談家の玉川スミさんの人生話には感動したのだった。 家に帰ってきてかググッたら有名な話らしいが、初めて聞いたから感動した。 昔々「笑点」にも出演されてたような気がするが、来年米寿、芸能生活85年だというからお元気ですなあ。 この人に「人生簡単に諦めたらいけない!」と言われると涙がでそうになった。 「自叙伝読んでくれないと怒るわよ!」と言ってらしたから読んでみようと思う。

こけつまろびつ人生―ひとりの女として 舞台一笑の熱い時 (単行本) 玉川スミ
(amazon.co.jp)

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2007年04月05日

歌舞伎は半年ぶりなのだ

04052007.jpg今日もお家ラブな人間がお出かけです。 
それも朝からいそいそと歌舞伎だ!
だって、勘三郎さんと仁左衛門さんがでるんだもの♪ 勘三郎さんの大ファンな友人Hちゃんによれば、「今回の後、当分歌舞伎座では演じないわよ~」って連絡もあったので行くことにしたのだった。 おまけに、昨年の11月末から今年の2月まで仕事も詰まり気味だし、試験勉強とかしてたりもあったりで観劇は久しぶり。 つーか、試験が終わるまで何をやっててもそっちが気になってしまって楽しめないから極力お出かけは控えていた。(おかげで合格したがな。) ま、自粛していたとはいいつつ、たまの映画は気分転換になってたし、サッカー(クラブトヨタ杯)は別腹扱いなので仕方がない。(ほほほ。) でも観劇は時間を半日以上は使ってしまうので行かなかったのだった。 てなわけで、現在枷が外れたようにお誘いと言うお誘いをホイホイ♪と受けておる。 お誘いがなくての「お一人様」でもどこでも行っちまう。 今日歌舞伎に一緒に行ったOちゃんは私が「遊び自粛生活」していた時に、1人でいってもツマランと、一緒に自粛モードに入っていたので、お互い久しぶりになった歌舞伎鑑賞とあいなりました。  

四月大歌舞伎 中村信二郎 改め 二代目 中村錦之助襲名披露

一、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
         

二、頼朝の死
           
三、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
    
四、鬼一法眼三略巻
  菊畑(きくばたけ)
   劇中にて襲名口上申し上げ候
         

今回は二代目中村錦之助襲名披露公演なんですわ。 私にとって、先代の故萬屋錦之助は俳優であり、淡路恵子さんのダンナさんでもあるくらいの知識しかなかったのだが、今回その錦之助を襲名する中村信二郎はその甥にあたるそう。 中村獅童ちゃんのイトコってことですね。 毎回、親戚が親戚でそのまた親戚も親戚だったりする歌舞伎の世界ってのは歴史を感じるよ。 

萬屋錦之介(よろずや・きんのすけ, 1932年11月20日 - 1997年3月10日)は、日本の俳優。歌手。東映俳優労働組合委員長。映画・舞台制作プロダクション「中村プロダクション」社長。本名は小川錦一(おがわ・きんいち)。

歌舞伎俳優から映画・テレビの時代劇俳優に転じて成功。若い頃の芸名は中村錦之助(なかむら・きんのすけ)といい、新しい芸名の「萬屋」は1971年に制定した小川家の屋号から採った。父は三世中村時蔵であり、俳優の中村賀津雄(現・中村嘉葎雄)は弟、同じく俳優の中村獅童 (2代目)は甥にあたる。女優の有馬稲子、淡路恵子は元妻。


「萬屋錦之介」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2007年4月2日 15:10 (UTC)

三番組目の『男女道成寺』が目当てだったので、勘三郎&仁左衛門が交互に登場しての素晴らしい舞いと演技にエネルギーが集中してしまい、おまけに休憩中にお弁当なぞ食べちゃったりしたもんだから、肝心の四番組目の襲名公演が演技途中の口上前あたりがチトうつろ…ごめんなさい。 でもやはり生で演じる舞台はその場にいるだけで元気がもらえる何かがつまっている場所で、今回も楽しく家へ帰ってきたのだった♪

さ~て、夜はテレビでチャンピオン・リーグ見るかぁ~♪ 

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2006年11月02日

花形歌舞伎へ行ってきた

11022006.jpg週末の始まりはエビちゃんです。 といっても海老蔵のほう… 事情も事情で、週末は都内にいないほうが多くなっているこのところですが、今回は3連休、おまけに紅葉狩りで交通渋滞はさけられないであろう目的地への道。 わざわざ地獄風呂に頭からつっこんで自業自得とわかりつつ暴れる…なんてことはしたかないので都内でまったりいたします。 

それに、今回の花形歌舞伎は観たい番組が満載。 もとい!海老蔵満載だし♪ 夜のチケットはすぐにとれたものの、昼のチケットは予定もたたず、チケット合戦にも破れてしまった…しょぼーん。 で、昼の部は今後なんとかしようと思いつつ、夜の部へ行きました。 (*あらすじ部分は新橋演舞場のサイトよりです。)

時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)

武智(明智)光秀が、主君小田春永(信長)に馬を洗う盥で酒を飲まされるところから、「馬盥」の通称でもおなじみの四世鶴屋南北作による演目です。春永は天下統一に向けて、毛利攻めのため、中国地方に赴く途中、京・本能寺に立ち寄ります。以前から光秀を疎ましく思っていた春永ですが、家臣の取り成しもあり、光秀の目通しを許します。参上した光秀に、春永は真柴久吉(秀吉)が献上した馬盥で酒を飲めと強要し、挙句の果てには久吉の配下になれと言い出す始末。光秀は屈辱に耐えながら、酒を飲み干し、宿所のある愛宕山に戻っていきます…。忍耐と執念の光秀を松緑が初役で勤め、海老蔵の春永、芝雀の皐月という好配役でご覧頂きます。

海老蔵演じる信長(春永となっとる。 以前行った文楽で知ったのだが、名前の一部をわかるくらいに変更して物語にするのだそうだ)の光秀へのそりゃ意地悪ぶりったら。 うーん、ここまでされたら本能寺焼かれちまうのも仕方がないと思わせる意地悪テンコモリのミルフィーユ仕立ての物語になっている。  長州小力の「キレてないっすよ!」的に我慢に我慢をかさね、最後の最後に花道で怒りが爆発してしまうところの演技が素晴らしかった。 松緑さんの額にでているであろう青筋、血管きれそうになるまでのキレぶりが素敵でした。

新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)

兄の頼朝に疎まれ、都を追われた義経は、九州へ落ち行く途中、摂津国大物浦に辿り着きます。義経は、ここまで帯同してきた愛妾の静御前と別れ、弁慶ら家臣と共に船出をしますが、そこへ、平家の武将・平知盛の霊が現れ、義経一行に襲いかかります…。能の『船弁慶』を題材にした「松羽目物」で、格調高く荘重な舞踊劇として有名な作品です。前半は、義経との別れを余儀なくされる静御前の哀しみを込めた舞、後半は、船出した義経一行を苦しめる平知盛の霊の迫力が大きなみどころで、ひとりで男と女、静と動を踊り分ける屈指の大曲です。昨年9月、厳島神社での公演で好評を得た菊之助が本公演では初めて挑む話題の舞台です。

本家「能」でも好きな番組です。 能からとられた演目を松羽目物(まづばめもの)と言うんだそうだ。 能舞台の鏡板(舞台正面の背景部分)に松の絵を描いてあるところから来ているそうだ。 なるほどね… こういう小知識も満載なイヤホンガイドはやっぱりためになるわなぁ。 鑑賞歴ピヨピヨな私はこういうことを知るのが楽しい。 舞台の背景画は派手派手な松の絵、その前に長唄の皆さんと音ものの皆さん。舞台下手の揚幕も上手の切戸口もあるので能チックですなあ。 お殿様仕様の能舞台と大衆文化の楽しみの歌舞伎舞台のどっちでも観劇できる今の時代に生まれて感謝だわよ。

静御前の舞と平知盛の鬼の舞、1人で舞い分ける2度美味しい楽しみもあります。 能だと静御前も亡霊になった平知盛も面をつける(のが多い)のですが、歌舞伎での、化粧でそれをどこまで近づかせるかが非常に興味深いです。 今回は席が遠かったので(おまけにオペラグラスを忘れた…ちっ)じっくり見ることができずに残念。 でも遠めからみても能面的な静御前と迫力ある鬼気のある亡霊な知盛でありました。 最後の「♪そーのーとーきー、義ぃ経、すーこーしーも、さわがず」で始まる平知盛と一戦交える弁慶と義経はかっこよいのう。

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

川連法眼館

『義経千本桜』の四段目の最終部分にあたることから、通称「四の切」とも呼ばれ、義太夫狂言の代表作のひとつとして、おなじみの演目です。静御前を守護して、義経のいる吉野にたどり着いた佐藤忠信ですが、もう一人、自分を名乗る武士が先に訪ねていました。不審がる静御前が問い詰めると、忠信は実は自分が狐であることを明かします。義経が静と伏見で別れた時に与えていた初音の鼓の皮がこの狐の両親のものだったのです。親を慕う狐に、義経は…。今回は、市川海老蔵が初役で狐忠信を勤めますが、市川猿之助の指導を得て、見ごたえのある一幕をご覧に入れます。

これは泣くねえ、毎回ジーンとするねぇ。 初めて義経千本桜の見たのは市川猿之助のNY公演だった。 当時はそんなに歌舞伎が見たいというよりは「ニッポン文化に触れられる! ワイヤー宙吊りでキツネの猿之助が飛ぶ♪」とそっちの興味のが多かったわけで、子狐の悲しみよりも「空飛んでるよ、すっげぃよぉ。」な感想だけだった…と思う。
その後何度となく色々な義経千本桜の四段目を見ている。 空を飛ぶのもあったし、飛ばないのもあった。いずれにしろ子狐の親への思いの場面ではジーンとする。

今回の海老蔵の鼓への愛着ぶり、喜怒哀楽の姿は若手役者ということもあってかとてもダイナミック。 独特のキツネ言葉で話すのでイントネーションが面白いのだが、笑っているその数秒後には「悲しいよねぇ、うんうん、親だもんねぇ…」と演じる姿にホロリとなれる。 クライマックスで小鼓を大切にかかえ、空高く飛んでいくところは本当に嬉しそうな小狐で、こっちも嬉しくなってきたのだった。 

いやぁ、どれもよかった番組でした。 そういや、義経千本桜は市川猿之助指導となっていたが、猿之助さんのご病状は大丈夫なのかしら。 空を飛ばなくてもいいからお元気な姿を拝見したいです。


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2006年10月14日

織田哲郎ライブ@渋谷AX

Damn! というと、『24』でおなじみのジャック・バウワーが犯人を逃がしちゃったりすると叫ぶDamn it! って台詞がやけに耳に残りますが、他にも、なんだか、すこぶる素晴らしくて、どうしようもなくて、もう「参った、すっげぃわ!」的なときにも利用したりします。

昨日、織田哲郎のライブへ行ってきました。 織田哲郎、前回行ったときはW杯の真っ最中で頭の中でサッカーボールが転がる状態でしたのでblogに書くことはなかったのですが、今年はこれが2回目となります。 今回は今まで他の方へ提供した楽曲のセルフ・カバーのCD発売もかねてのライブでした。 

Merodies /織田哲郎

1. 負けないで(ZARD)
2. シーズン・イン・ザ・サン(TUBE)
3. ボクの背中には羽根がある(Kinki Kids)
4. 愛のために。(上戸彩)
5. 碧いうさぎ (酒井法子)
6. 突然(FIELD OF VIEW)
7. 世界中の誰よりきっと(中山美穂&WANDS)
8. この愛に泳ぎ疲れても(ZARD)
9. Anniversary(Kinki Kids)
10. 世界が終るまでは…(WANDS)
11. 恋心(相川七瀬)
12. このまま君だけを奪い去りたい(DEEN)



カバーと言えど、アルバムの新譜としては13年ぶり。 以前のライブで「近々オリジナルの新譜を出す!」と明言されていたのですが、前回6月のライブで発表された通り、セルフ・カバーの方が先に発売となりました。 そして今度は来春14年ぶりのオリジナル新譜をださなかったら「ちょんまげ結う」といろんなところで、公言していらっしゃる模様(笑) ちょんまげ結ったら是非14年前の最新アルバムひっさげて、紋付・袴でライブしていただきたいとか思うけれどさ。 (ここをご覧になっている織田ファンの方、これも別バージョンのファンの気持ちとしてご理解ください。)


この人の声は昔の声も、いろいろとあった後の今の声も好きなわけで、このところのご活躍は非常に嬉しいものがあります。  ぶっちゃけ、80年後半か90年前半、最初に興味を持ったのは"好みの骨格"だったからなんだが…。 だって、日本の音楽情報なんて(その前から知っているアーティストは別にして)全然入ってこない場所にいたから、里帰り中にお店で結構CDジャケットを見てsixth senseだけで選んでいたりしたもんです。 大体の場合、好きな骨格の声ってのは好きなのですわ。 有名人しかり、プライベートしかり… 時々「失敗したか…」ってのも…(以下自粛)


で、ライブ。 うむー、よかったですわ。チャランゴ、サンポーニャなんて名前は知らなかったけど、NYの地下鉄のホームで聞いていた楽器の音色。  それにギター、ケーナ、チェロ、ウッドベース、サックス、パーカッション、キーボードなどなどが一緒になる不思議感覚。 あ~南米~♪、あ~ポルトガル~♪と駆け巡る記憶。  コーラスの諌山さんという女性の声にも驚いた。 一体どこからそんなに深い声がでているの? 大江戸線の六本木駅くらい、奥深いところから沸いてくるような声です。 バラードあり、ロック色満載あり、3時間弱のライブでした。 もうね、「Damn! He's good!」 って言うしかないライブでしたわ。 
そして、日本人のライブで英語曲をカバーしている場合、この方ほど発音が素晴らしいと思う人もなかなかおりません。 帰国子女ってものあるだろうが、耳がいいから発音も綺麗なんだろうなあ。 また近いうちに行けたらいいなあ…たとえそれが"ちょんまげライブ"でもアタシは行きますよ。

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2006年09月30日

すごい久しぶりな能

09302006.jpg国立劇場開場四十周年記念

能   落葉
狂言 引括
能   綾鼓

久しぶりに能にやってきた。 ここのところ、あ・え・て 避けてきたので、久しぶりもいいところ。
知人が見たいというのでやってきた。 忙しくなるとは思わないころ購入したチケットだったので、危うく無駄になるところだったが、なんとか行けた♪

笛がピョーっとなって地謡が謡いだすと、もうそれだけでリラックスしちゃって、あっという間にいい気持ち♪

以前、師匠がシテ(主役)の舞台で、正面の最後尾席でうつろーな目で座っていたのが後日しっかりばれていたので(面をつけると視線がまっすぐしか見ることができないため、ますますポイント集中したんだとさ…) 今回は気をつけた。 っていっても師匠、今回は謡のため正面からは横をむいているので、多分気がつかなかっただろう。 ふふふ。

でも気持ちいいんだなぁ~。 オペラと能の謡は家でCDかけると眠りが早いです。 いえ、決して退屈とかそういうのじゃないのよ。 副交感神経でアセチルコリンが出まくるんだよ。

んー、そろそろ幽霊弟子はまた稽古に行くかな? でも来年2月過ぎないと無理かもな…

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2006年09月15日

文楽でDNAを再確認した日

09142006_1.jpg昨日、国立劇場にて『仮名手本忠臣蔵(かなてほんちゅうしんぐら)』に行ってきました。 文楽どす。

観てみるかなと思ったのは、夏に新聞のチケット販売広告にでていた文楽人形(写真)がうちのじーさんに似ていたからだった。 じーさんは私が小学生のときに亡くなってしまったが、家では威厳があるんだけど、家のために働くよりも地域貢献に命をかけていたので、実は家計は火の車。 おかげで、ばーさんとアタシの父親が生活をささえて大変だったというのが母の思い出だったりする。 しかしながら、こちとら小さい頃だったので、怒ると怖いのだが、東京に行くと毎回毎回三越の紙袋をさげてニコニコと帰ってくる姿やテレビで相撲か文楽見つつビールと枝豆を楽しんでいる姿ってのがアタシの思い出だったりする。 私にとっては、文楽=じーさん、であり、そんな「かしら(首→人形の頭)」があるのなら「行ってみるか?」になった。 

国立劇場開場40周年記念公演とかで、朝10時半から延々に忠臣蔵が続く。 一部、二部、三部と全部観覧すると丸々半日11時間の文楽マラソンになるようで、さすがに、いくらなんでもそれは初心者にはキツイだろうと第三部だけを購入した。 

始まってすぐに、「おお!これは!これは…始めまして♪」 な感情。 どんどんと、面白いじゃーないの! と舞台に夢中になった。 テレビで見ていたときよりずっと迫力があるのだよ。 義太夫の表現のある語りの迫力さに圧倒されそうになり、人形遣いの方の操る繊細さに驚く。 太夫と三味線そして人形遣の一体を3人で操る絶妙なタイミングで動く人形。 人形だというのに何故か喜怒哀楽の表情が本当に見えてくるから不思議~。 

ワクワクと観ているうちに、ふと気がついた。 登場人物(登場人形?)の1人の顔が… アタシに似てないか? オペラグラスでじっくり見てみると… やっぱり似ている。 今回 "かしら"が着けている鬘(かずら)のせいもあるのだろうが、自分で言うのもおかしいが似ているのだよ。 じーさんに似た人形がいるから、と観劇に行って、自分に似ている人形まで見つけてしまった…結局DNAってことかねぇ? 今じーさんが生きていたら(そんなことになったら長寿日本一で表彰ものだが)一緒に観劇したりして楽しかっただろうなあ。 とか思ったりもしたが、たぶん、一緒に観ていたような気にもなったりしたのだった。

とても面白かったよ。 また来よう♪

09142006_2.jpgあらすじで読む名作文楽50
今回のイヤホンガイドで非常にためになった解説者、高木 秀樹さんの本



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2006年08月28日

戌年にはやはり犬もの歌舞伎

08282006.jpg仕事と腰痛に悩まされているこのところ。 暑いし、腰が痛いしであまり遠出もしたかない。
しかし、「まずい!『楽』られる!終わってしまうぅ~!」と焦って行ったのが歌舞伎座。 千秋楽ギリギリですべりこみでの観劇です。 だって『南総里見八犬伝』なんだもの。 

昔々NHKにて放送していた人形劇『新八犬伝』が大好きでした。 夕方の帯番組で、どんなに遊んでいようと放送時間までには帰宅。 文字通り、“ランドセルほっぽりだして”テレビの前に直行~。 「帰ってきたら手ぐらい洗いなさい!」と、じーさんに怒られておりましたわ。 当時から新しいもの大好き♪、家電大好き♪な父が、市内で数台しかないと某S@NYの販売店が言っとった程、早い時期だったにもかかわらずVCRを既に所持しとった家庭ではありましたが、機械もテープも高価なシロモノでしたから、子供番組(それも帯番組)の録画なんぞめっそうもないことでした。 子どもは生放送で見るしかなかったんだな。 それでも強力に記憶があるのがこの『新八犬伝』でした。 今も呪文のように言える「仁義礼智忠信孝悌」。ひとつひとつの玉とその玉を持つ八犬士は誰か?というつなぎ合せ。 子どもの時のこういう記憶ってのは強く残りますなあ。 このところなんぞ、数日たったら忘れることのが多いってーのにねえ。 とほほ。 

で、歌舞伎での南総里見八犬伝。 感想が上手に言えないけれど、若手の歌舞伎役者さん中心のお芝居のせいだったのか、舞台からの圧倒されてしまう迫力というか?役者さんから受けとる強力なエネルギーというか? そういう感覚が体には出なかった事実はあったものの、それでも面白かったよ。 観劇しに行ってよかった、よかった♪

特に、「名刀村雨」が摩り替えられたことが原因で始まった犬塚信乃と犬田小文吾の「芳流閣の決闘」は派手で綺麗だったなぁ(はぁと♪) ただ、なんたって八犬士と周辺人物と登場人物が多いから話の展開が変わると少し混乱もしましたです。 できればあと一回観たかったけれど、もう千秋楽だってば(涙)。
 
夏の納涼歌舞伎は通常の昼・夜の2部構成ではなく、3部構成で、「いつもの2部構成よりも短いだろう、開場も6時だしさ~。」とかノンキなこと思っていたら終わってみたら3時間半も上演(含む休憩)しとりました。 はぁー、やっぱり腰にくるわ。 (現在本気で治療中です。)

(以下、お食事中や想像力の豊かな方はご注意!)

しかしな、この高温多湿のク○暑い中、着物で観劇している方、ご苦労さんです。 夏でも粋なばーちゃんの絽(*)の着物とかは素敵と思います。 しかし今回遭遇してしまった女性にはちょっと固まったよ。 
(公式行事でない場所柄に限られるが)あまり決まりごとにとらわれず、好きな着物を着てお出かけしましょう♪、というこのところの着物好きな方々の方針は賛成だけれども、いくらなんでもその袷(**)は暑かろう。真夏の我慢大会ですかね? 単衣(***)だとしたって、こんな高温多湿な日は暑かろう。 というかですね… 臭うんです… 暑いでしょ? 多湿でしょ? その…横にこられるとアナタの腋臭が…(--;) レディなのにさ…(T△T)。 犬鼻の嗅覚力といわれるアタシには辛いったらございませんな。 着物にもアナタにもアタシにもいいことありませんでしたぜ。


*絽(ろ) シースルーな夏オンリーの着物。 他には7~8月だと麻とか紬もよろしいとのこと。
**袷(あわせ) 裏地が付いている着物。 季節的には10月から翌年5月まで。
***単衣(ひとえ) 裏地なしの着物。5月下旬~6月&9月

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2006年07月26日

コマ劇場は快晴

ちょっとダルダルしておりました。 毎日毎日雨のため、気温は低かったので夜はぐっすり熟睡の日々ではありましたので、更新もできませんでした。 しかし、ここまで雨だと全てが億劫になります。 それでなくても休日は「引きこもり、お家LOVE!!」な人間にとっちゃますます外出は避けて通せるものなら通します。 でも部屋に篭っていても、除湿機がなけりゃ頭のてっぺんからキノコがはえそうだよ。 除湿機と空気清浄機、布団乾燥機、そしてクーラーが大活躍♪ もう電気メーター@ぐるぐる@です。
豪雨地方で大変な方、お見舞い申し上げます。

さて、ミュージカルWWRYがコマ劇場にて再演のニュースを聞いて(オフィシャルサイトはこちら) 「んー、でもその時期の予定がたたんのだなあ…」と、サイトとスケジュール帳を交互に睨みつつボヤいていた先日、「コマ劇場へ行ける?」と連絡が…。 「WWRYでしょ~?」と答えようとしていたら現在公演中の松平健『「弁慶」「唄う絵草紙」』だという。 それも、「ご招待券」ってーやつですよ。 うひゃぁ♪ その場で即効に「行く!」と返事をしたのはもちろんでした。 そういう事なら外出するよ。 ほほほ。

07262006.jpgということで、2004年の公演に続き、まーた観てしまいましたよ@生マツケンサンバ、今回はマツケンAWA踊りもありましたぜぇ。 

今回はお芝居部分の第一部は「弁慶」でした。 何度も書いておりますが、アタクシTV時代劇ってものをホトンドみません。 昔に比べたら結構みることもあるのですが、連続ドラマだとあいかわらず根性が続かず次週までの持続力もないので、なかなかみれません。 
そんなわけで、昨年放送されていたNHKの「弁慶」もほっとんど見ておりません。 まあ、五条の橋と勧進帳の部分くらいわかってりゃ2004年の上様・将軍吉宗よかストーリーはわかるだろう、と、若干甘い考えでいたわけよ♪。 うむ、それだけ解っているだけでも、随分助かったです。 今回もジャパニーズ・ミュージカルを堪能いたしました。 歌あり、踊りあり、ワイヤーアクションもあったりで、時間があっという間に過ぎ楽しかったです。 

第二部の「唄う絵草紙」はマツケンレビューであります。 いやぁ~笑ったぁ。 前回よりも衣装がゴージャスになっとりました。 ☆キンキラキン☆
桃から生まれるのは桃太郎だが、ミラーボールから生まれるのはマツケンだったよ…
腰元ダンサーズが楽しそうに踊るステージの中央に、ものすごーい大きなミラーボールが登場して「まさか…だよね?」とか話しながら見ていたら本当に生まれたのでした。 ぎゃははははは!

W杯も終わったし、ユベントスのセリエB降格やら、おまけに梅雨時で季節も気持ちも「どよ~ん」としていた今日このごろ、久しぶりに心が気持ちよい日となりました。 なんだかスッキリ♪

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2006年05月15日

満男と能とipod

サッカー日本代表決定のニュースをスポーツ新聞夕刊を読むオヤジの横で盗み読みをしつつ地下鉄で移動。 (満男がんばれ~♪)

1975年以来30年間、今なお連載が続く少女漫画の大ベストセラー「ガラスの仮面」。女優をめざす主人公・北島マヤとライバル・姫川亜弓が競い合い成長していく物語──その中で至高の演劇、幻の名作として描かれるのが「紅天女」。当公演は、この劇中劇「紅天女」を能に仕立て上げたものだ。 原作者・美内すずえの監修のもと、宝塚歌劇団特別顧問である植田紳爾が脚本を担当。演出とともに紅天女を熱演するのは人気、実力ともに第一人者の梅若六郎という豪華な布陣。冒頭の朗読、夢幻能の中に突如として現在能が立ち現れる演出や既視感を覚えるような間狂言など、新作能ならではの見どころも盛りだくさんだ。 いまだ漫画では語られていない「紅天女」の結末も、この舞台によって明らかにされるとあって、能楽ファンのみならず少女漫画ファンにも必見の舞台となるだろう。

チケットぴあ

05152006.jpg以前、国立能楽堂公演の時、チケット取り合戦に3分で玉砕した「新作能「紅天女」―漫画「ガラスの仮面」より―」に行ってきた。 今回の会場は「銀座テアトルホール」なわけで、そうなると通常の能楽堂とは違い、柱もないし、鏡板でもないから、ちょっと違うかもなあ~と思いつつも、やはりチケットが取れず玉砕した過去があるだけに、再演というのはありがたいので観にいくことにしたのだった。


誰にでもあるイメージでの能をわかり易く表現してた感じでしたな。 「ぴあ」の宣伝にも書いてある通り、狂言もからんでますますわかりやすい工夫がしてあった。 でも能なのに会場が暗転したり、スポットライトがあったり、地謡や囃子方が上手(かみて)に全員いたりするのが新鮮だったり、ちょっと戸惑ったり。 新作能といいつつ、梅若さんの舞いは「素晴らしく能」なわけで、観ていてなんだが久しぶりに古臭い古典能が恋しくなったよ。 (つーか、稽古行けよ>自分<来月のW杯が終わらないとまっとうな人間に復帰できないから今は無理~。  ☆更新は「狭い社会のいろんな事情」でとまっているが、能にご興味ある方はこちらをご覧ください☆)

うーん、面白いチャレンジものだったけれど、やっぱり国立能楽堂で観たかったなあ。


さて、銀座…(--)お買い物的デンジャーゾーンな銀座…
実は、一緒に観に行ったOちゃんと待ち合わせした時、手には袋がぶら下がっておりましたよ。


05152006_2.jpgってことで買っちゃたよ、ipod(^^)

待ち合わせが三越で、その斜め前にAPPLEストアがあったのがいけなかったと思おう、うん。

待ち合わせ場所に数分遅れた上に、「へへへ、nanoだけど、4G 買っちゃった~、音楽1000曲も入るんだって♪」と浮かれた私に、
「ほー、通勤時間徒歩何分だったっけ? さぞかしこれでジョギングも真面目にできるわよねぇ、近所に公園もあるしねえ…」とガツンと言われました。 うひー!きついぞ!Oちゃん!
 

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2006年03月03日

いざっ!高田馬場へ!! と渋谷へ

03032006.jpg渋谷PARCO劇場での「決闘!高田馬場」に行ってきました。 以前、野田秀樹氏の「野田版・研辰の討たれ」と蜷川幸雄氏の「十二夜」の歌舞伎観劇をしたとき、「あー、三谷幸喜の歌舞伎ってのも観てみたい~」と思ってた夢がかないましたわ。 歌舞伎座に比べると座席数も少ないし、三谷作品のチケット合戦は前回の「12人のやさしい日本人」じゃ破れているだけに「取れたらラッキー♪」な気持ちでいたら取れたのだった。 無心の境地ってーやつですかね?

三谷作品は好きだ。 映画もテレビも演劇も好んでみる。 途中、話の展開が見えず、それが続くとちょっとダレてきて眠くなって、後からトン・トン・トン・トーン!と話が繋がっていって最後にはたたみかけられ「うぉおおおお!」となるのがいつもの私のパターン。 今回もそんな感じだった。

時代劇をほとんど見なかった昔から考えればここ数年で、赤穂浪士くらいはわかるようになった進歩した私なので、名前は知っている(それだけでもエライ!と周りはほめてくれるが…だめかしら?)堀部安兵衛の独身時代の「高田馬場の決闘」がテーマのオリジナル歌舞伎。 これを機会に池波正太郎の堀部安兵衛が、ちと読みたくなったよ。

面白かったなあ♪ できればあと一回は観たいと思ったりもするが、すでにチケットは前売りで完売。 でも3月25日にWOWOWで生中継されるそうなので要チェックだわ。

PARCO劇場「決闘!高田馬場」特集URL

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2005年08月05日

WWRY煎餅を買って

先週3回目のWWRY観劇とあいなりました。 今回は小学校時代からの幼なじみと一緒、もともと始めてQUEENの音楽に触れたのは彼女の歳の離れたお姉さんからの影響だったのです。 お姉さんのLPを借りてフレディの声にうっとりする小学生・・・・・やっぱり当時から問題ありだよな@自分・・・・・うち音楽番組見させてもらえない家だったんですよ。 だから何が困ったかって当時の「ベストテン」等の歌番組の翌日は学校で話があわないってのが辛かった。 だからますます洋楽にはまっていったんですね。  最近親に聞いたら、歌番組を見させてくれなかった理由は別に教育だのそういうことではなく、単に両親が興味がないから他の番組が見たかっただけだったらしいです。 テレビが茶の間に1台しかない時代ですよなあ、そう考えると、きわどいシーンがでてきちゃう007をはじめとする洋画は当時からよく父と見ていました。 ジェームス・ボンドがボンドガールとよろしく始めてしまうと茶の間が凍る(--;) そういうことも多々でしたわ。

そろそろ終わりも近いので若干ネタバレ的感想をば・・・・(これから観劇予定のかたここから先は観劇後にお読みください。)

2回目に行った時からそうだったのですが、初日に観た時に違和感のあった部分の大半は修正されていました。 
まずはステージ上手と下手の電光掲示板にでる日本語訳のタイミング。 初日は単に訳を流していたという感じもあり、台詞と訳のタイミングが悪く、役者が台詞を言う前に訳のが先に出てしまい笑いのタイミングがずれてました。 映画でもよくあるズレでも舞台となると役者もやりづらいだろうねえ。と感じていたのが随分修正されていました。

あと、一番気になってた芝居中盤のしんみりする場面の変更。 ボヘミアン達が若くして亡くなってしまったミュージシャンを追悼する場面なのですが、バディ・ホリー、ジョン・レノン等々若くして亡くなったアーティストの名前の台詞の最後に「フレディ・・・」と言ってNO ONE BUT YOUを歌うところ。 QUEENのCDではFreddyの追悼歌ともなっているこの曲(私はこれでいつも涙ぐむくらいに寂しい歌)。 曲も泣けるし、芝居も泣ける場面なのに、ここの若くして亡くなったアーティストの中に日本版サービス(?)としてなのか、尾崎 豊とhideの名前を入れていたのです。 たぶん役者が日本人、またはそれに近い流暢さで演じる場合だったら観客もしんみりしたのでしょうが、ガイジン発音で「ユ・タァ・カ オ・ジャ・キィ」ってな感じでたどたどしく言われちゃって、おまけに字幕が役者が言うよりも早く表示されちゃうと、どーしても笑いがでてしまってたんですよ。 誤解しないでほしいのは別に観客は彼らの死について笑っているのではないってことです。 けれども、海外のミュージカルで日本のアーティストの名前がでちゃうのは、なんというか会場がざわついてしまっていたのです。 歌がはじまるとバックスクリーンに映し出される亡くなったアーティストの中には尾崎豊とhideのポートレイトはそのまま使用されていましたが、これだけなら会場はしんみりできるので、これでよかったなと思えたのでした。

08052005.jpg
WWRY煎餅も買ってきました。 まだもったいなくて食べていません。

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2005年07月11日

歌舞伎なシェークスピア

07112005.jpgTwelfth Night

伯爵家の女主人オリヴィアに思いをよせるオーシーノ公爵。だが、兄を亡くした悲しみに暮れるオリヴィアを振り向かせることはできない。そのころ近くの海岸で難破船から救われたヴァイオラは、女性であることを隠し男装して公爵に仕えはじめる。やさしい公爵に恋心を抱くヴァイオラ。そんなことはつゆ知らず、公爵は恋の使者としてヴァイオラを遣わすが、オリヴィアはなんとそのヴァイオラに一目惚れてしまう…。ロマンスと笑いと風刺が絡み合う、シェイクスピア喜劇の代表作。

by Amazon.co.jp 「BOOK」データベースより

歌舞伎座にて「NINAGAWA十二夜」を観てまいりました。
本館の方に旅行記には書いてますが、去年シェークスピアの故郷であるストラトフォード・アポン・エイボンまで行っているのに「トラウマ・トラウマ、シェークスピアはトラウマ」とばかり本拠地のロイヤル・シェークスピア劇場での芝居は見なかったとんでもないヤツです。 でも、蜷川幸雄氏演出の歌舞伎版十二夜は興味があったのさ。 そんなわけで早々にチケットを購入しておりました。 役者さんは尾上菊五郎、菊之助を始めとする音羽屋一門です。
チケットを押さえた後にはシェークスピアの十二夜を読んで予習をして歌舞伎座へ。 なぜか実家の本棚には学生時代に読んだ原本のシェークスピアがあるものの、どーも現代英語じゃないのでなかなかページが進まず、おまけにあの苦労して単位を取った時代を思い出し(@トラウマ化)、さっくりと翻訳版の文庫本での予習さ(--)、読むだけマシだろ。。。。と。  でもおかげで、話がすーっと頭に入ってくるし、今回の舞台は日本となっているので配役名も日本名なのですが、シェークスピアの役名とちょっと被っていて面白かったのです。 こんな感じに日本語名になっておりました。

オーシーノ公爵 → 大篠左大臣
シザーリオ → 獅子丸
サー・アンドルー・エイギュチーク → 安藤英竹
マルヴォーリオ → 丸尾坊太夫
マライア → 麻阿
フェステ → 捨助

ってな具合。 台詞もシェークスピアでの予習が役にたつしで大正解でしたわー。  舞台デザイン&演出も海原の場面は本当に海のようだし、鏡をふんだんに使用しているのも素晴らしい効果を出していました。 男女の双子がおりなすコメディなので双子2役の菊之助さんの早代わりがすっばらしい♪ 同じく菊五郎氏も2役を演じています。
7月のみの公演ですが、興味のある方は歌舞伎座へ~(当日券でも早めに並べば入れるみたいです。) その際には是非シェークスピアの十二夜で予習されていくとますます楽しめますよ♪

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2005年07月08日

ジョン・レノンのミュージカル

NYブロードウェイで7月7日から始まる新しいミュージカル Lennon-The Musical。 ジョンレノンの生涯を綴るとかのミュージカルです。 昔ブロードウェイでバディ・ホリーを扱ったミュージカル「Buddy」を観たことがありますが、ステージで演奏するバディ・ホリーがミュージカルを観にきた観客をそのまま当時のコンサート会場に集まった観客のようにしての演出もあったりで楽しめたので、今回もそういう演出があるかしらー。 次回NYに行くときには是非観たい♪ NYの舞台はシビアなので、人気がないとなったらあっという間に終わってしまう、先週始まったと思ったのにもう終わりですか!なんて事もざらにあるからさっさとNYに行って観なくては!と思っております。 

でもオフィシャル・サイトのキャストを見ている限り、オノ・ヨーコさん役は日系人ではないのだな。 ちょっと残念だな。

(昔のことなので詳しくは覚えてないんだが)以前こんなことがありました。 ロングランになるミュージカル「ミス・サイゴン」のオリジナルキャストでアジア人とのハーフのポン引き役「ザック」を演じたのはロンドン公演でも同じ役を演じた俳優ジョナサン・プライスでした。 ロンドン公演の時は東洋人役ということもありメイクも東洋人風(つまりは目が細くて釣り上がり。。。のステレオタイプ、やだやだ)だったのだのですが、ブロードウェイ公演前に東洋人役を白人が演じるとはどういうこった!と演劇組合だか何かが大騒ぎをしまして、アメリカは組合(ユニオン)が非常に強い力を持っていることもあり随分とニュースになりました。 
それを知ったジョナサン・プライスと関係者側は「演じるのにその人種である必要があるかい!」と真っ向から戦って、ブロードウェイ公演での彼のメイクは東洋人を意識するようなメイクすらをもやめてしまったのでした。  実際このオリジナル・キャストが演じている間に劇場へ何度か通いましたが、全くもってその通り!顔なんて作らなくたって素晴らしい演技だったのでした。

でも、やっぱり私は日本人。 世界中の老若男女に共通で名前の知られている日本人の一人といえばオノ・ヨーコさんじゃないかしら? SONYがアメリカの会社だと信じて疑わないアメリカ人の子供(実話)ですらオノ・ヨーコは日本人と理解している。 東洋人がショービジネスに厳しいブロードウェイに出演するチャンスなんてなかなか巡ってはこない。 「ミス・サイゴン」でもジョナサン・プライスの降板後に東洋人が役を演じたこともあったので、今回もロングランになったら、オノ・ヨーコさんを演じる東洋人の女優さんが現れるかもしれないとちょっと期待しているのです。(^-^)

ミュージカル「Lennon」で演奏される曲
Mother
Look at Me
Money
Twist and Shout
Instant Karma
India, India
Real Love (Boys and Girls)
Oh My Love
Mind Games
The Ballad of John and Yoko
How Do You Sleep?
God
Give Peace a Chance
New York City
Power to the People
Woman Is the Nigger of the World
Attica State
Gimme Some Truth
I'm Losing You/I'm Moving On
I'm Stepping Out
I Don't Want to lose You
Whatever Gets You Through the Night
Woman
Beautiful Boy
Watching the Wheels
(Just Like) Starting Over
Grow Old with Me
Imagine

India, India" and "I Don't Want to Lose You" は個人的に録音されていただけで今までリリースされなかったジョンの曲、"Cookin' (in the Kitchen of Love)," は1978年にリンゴスターにより録音されたが、ジョンとしては絡んでいたなかったという楽曲のようです。

Lennon-The Musical

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2005年07月03日

こっそり追記 WWRY

WWRY
初日に行ったWWRY、1ヶ月を経ってその後どうなっていたか? 実はLIVE8の日にこっちにも行っておりました。 マチネでよかった♪
入りは当日券はでていたもののそこそこ満員でした。 ただ、初日の公演にてカーテンコール終了後もひたすら拍手をする観客に「バンドがいなくなっちゃたよ」といいつつアカペラでWWRYを熱唱してくれた主役のガリレオちゃん役は骨折してしまったとかで別の人に代わっておりました。 あいかわらず楽しんでそしてやっぱり生のバンドはよろしか~♪

お土産屋では新しく「WWRYせんべい」がありました。 おしょうゆせんぺいにWWRYの焼印いり、これには笑った。 こういうセンス、嫌いじゃありません(^^;)  どこへ行っても「土産は消え物」が常ですので、どうせなら皆でワイワイ騒いで笑いつつ食べることができるもの。 絶対に「だっさーい」と言われちゃうようなナントカ饅頭とか、アータラ羊羹とか、買うならそういうVIVAニッポン!的なものをみんなでワイワイ食べるのが好きです。 たぶん次回行く時にあったら買うでしょうな、WWRY饅頭とかでもいいわよ。(注:それはありません)
使い方(贈り方)間違えると「センスないわねー」とか本気で思われたりするので危険ですが、そういう人には贈りませんことよ、ほほほ♪ お蔭様で私のまわりにはそういう系を大喜びしてお茶うけにする方が多いので安心です。 ちなみにお煎餅の入っている缶にもWWRYの文字入り、これはその後の使い道がありそうです。

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2005年05月28日

そしてWe Will Rock You 初日

その後夜の部もそのまま観劇する友人と別れ、新宿歌舞伎町へ移動する。 コマ劇場までの道の電柱にはWWRYのフラッグがずらっと飾られていて、気分が盛り上がる♪ 歌舞伎町浄化作戦の一環とも言われている今回のコマ劇場でのロングラン、地元の協力も随分あるようです。 しかし、写真を撮るも地域上「○○マッサージ」「△△△エステ」とかのピンクや黄色の看板が入りこむんだな、WEBにUPはできーん(--;) 

まずは今回の為に壁面を白から黒く塗装しなおしたコマ劇場へ向かい、そこにあるフレディの銅像へ。 拝むな!と言われても、やはり拝む(爆)
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開演にはまだ少し時間があるので、近くのお店で早めの夕食。 後に座っていた同年代と思われる6人組の奥様方もWWRYに行かれるらしい。 しかし、話題は韓国ドラマ(爆)、「軽井沢の別荘で主人と子供が遊びに行っている時に、一人ゆっくりビデオを観ると集中できるの~」 だそうだ。 巷で言う、見事な勝ち犬っぷりです。 アタシは負け犬だからいつでも好きなときに好きな事に集中しとるよ(^^:) 

開演時間となったのでいそいそとコマ劇場内へ。 チケットもぎりのスタッフのほかに舞台で洗脳されている未来の女の子たち「GAGA Girl」の衣装をまとった(昔あったバト・ガールみたいなボディコン(死語)の衣装みたいなもの)案内係のおねーさんが沢山いたので、ちょっと笑う。 マツケンを観にきた時にあった入口正面の「東京名物お土産屋」はビールカウンターになっていました。 今回のミュージカルはフード・ドリンク持ちこみOKなのです。 また劇場内扉近くには半身のフレディ像もあります(拝んだ)。 

売店にはパンフレットや記念グッズの他に「コマ劇場オリジナル・ジャケットのCDとかもあってさ、その場で買おうか買うまいか、髪の毛が抜けるくらいに悩んだが今日はやめておいた。(だって5000円もするんだもんよ~、昼に歌舞伎行っちゃったからさー。 ま、また何回か通うからその時考えるわ♪)

座席はなんと最前列ほとんど中央でした。 チケットが「は列」だったので、このごろはめっきり無くなった「い・ろ・は順列」のコマ劇場で3列目と思っていたからびっくり。 「私、先行予約でチケットとったのに2列目って、やっぱり1列目ってコネとかなのかしら?」と言ってた後の女性、いえいえアタシもコネなし先行予約でしたぜ。 (つーか、今回のミュージカルは数列後の方が絶対見やすいと思うから、そういう人は他の場所と思われる。数日前に関係者用の公演もあったようだし。) 周りに座る方々もびっくりしたのは同じようで、みんな席にやってきては「ええ~、ここ~?」と言ってた。 会場にはQUEENファンで有名な方々のお顔もチラホラ、お話したことはないけれど、ネットなどでよくお顔を拝見しています(^-^) 開演前の会場の盛り上げもしてくれて、QUEENへの愛を感じたよ~。

ストーリーは今後観劇される方も沢山いらっしゃるだろうから割愛ですが、ミュージカル・キャストはオーストラリア巡業メンバーだったので、豪州訛りな英語でしたな。 セットもロンドン版とは若干違っているけど、ギャグなどの一部は日本向けにアレンジされていて会場大爆笑でした。(字幕が上手と下手の電光板にでます) 観客もQUEENはもちろん、ROCK大好きな方が多いわけで、その編の台詞にも大ウケ。 あと、忘れっぽいトリ頭になっていたが、やっぱりI was born to love you は日本向けでの使い方をされていて、「こうきたか!」と感動でしたわ。 終演のアナウンスが流れても帰ろうとしない観客に主人公の俳優さんが一人WWRYを歌うスペシャルもあり、大合唱で終わりました。 はー満足~。 また来るわ~♪ 会場内でも「次回の席はあの辺だよ」なんて話もチラホラ聞こえて、やはりみなさん待ちに待ってたのね~♪

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そうそう、席が1階(下段)でも階段から2階のスペースもお見逃しなく。 懐かしいQUEEN来日コンサートのチケットや、当時のEPレコード、フレディの生前最後の自筆の歌詞(拝んだ)や、衣装(やはり拝んだ)などが展示されています。

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最初は千秋楽

今月末からは場所を歌舞伎座から歌舞伎町(WWRY)に変え、いそいそとはせ参じるのでございますー。

とか書いていたのは16日だった。 その27日は、その後すげーい事になってしまったのだった。
歌舞伎座から歌舞伎町へ同日観劇になっちゃったのである。

前回夜の部へ行った時、チケットの手配をしてくれた勘三郎さんにどっぷりつかっている友人が昼の部の千秋楽チケットを譲ってくれるというメールが数日前に入った。 もともと彼女とは高校時代ライブ会場で出会った友人で、ひさしぶりに当時の他の友達も観劇するという。  むぅ、もともとWWRYの為に数ヶ月前から27日はまるまるスケジュールを空けていて、昼は寝て暮らそうとか思っていたわけで、昼の予定はない。 おまけに今回の昼の部も観たいかも♪とか思っていたし、しかも千秋楽!  てなわけで、強行スケジュールを突破することに致しました。 このごろ腰痛持ちだもんで前日には整体にいって、背中中にテーピングしてもらって当日は7センチヒールで歩き回り、1日中観劇しても腰が持つように準備も万端にしたわよ!( ̄^ ̄)

ということで観劇昼の部は中村勘三郎襲名公演昼の部~。

05272005_1.jpg菅原伝授手習鏡
芋掘長者
弥栄芝居賑
梅雨小袖昔八丈(髪結新三)

中でも観たかったのは「弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい) 猿若座芝居前」 中村屋の江戸猿若座の芝居に向かう面々の場面を豪華歌舞伎俳優勢ぞろいで舞台下手の花道の他に上手側にも仮花道を作り両花道に一斉に揃って口上がわりに芝居仕立てに一言づつ言っていく華やかさ。 豪華~な30分弱の番組だった。 (途中ちょっと舞台上で中村一門の方で具合が悪くなってしまった方がいたが、あの後大丈夫だっただろうか?と心配)
他の演目も狂言仕立てな芋堀長者で笑い、髪結新三での見事な勘三郎さんの髪結いの手さばきに目を見張ったりと楽しかった。 千秋楽の雰囲気ってのも味わえたので満足満足。 

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2005年05月16日

3ヶ月連続で。

05162005.jpg

まーたきちゃったよ@歌舞伎座。 というわけで中村勘三郎襲名披露、3ヶ月ぶっつづけで歌舞伎座での観劇です。 

演目は菊五郎の「義経千本桜」、玉三郎の「鷺娘」、そして勘三郎の野田秀樹脚本・演出での「研辰の討たれ」 (いつもながら敬省略どす)

てっきり襲名公演は2ヶ月だけとか思っていた先月、歌舞伎座で5月公演のチラシで演目を見て一緒に行ったOちゃんと「うわー、観たいね」と劇場でお互いのスケジュールを照らし合わせ観劇可能日を確認したのでした。 実はこの時はまだ知らなかったんですよ。 「野田版・研辰の討たれ」が初演の平成13年に大絶賛され、歌舞伎座というのにスタンディング・オベーションがでて3階席まで全員総立ちで拍手したほどの大絶賛だったということを。。。。そんなわけで、今回のチケット購入は非常に難しかったらしいのですが、無事にゲット致しました。  噂の通り歌舞伎座前は当日のチケットを求める人の行列で、「平日ですぜー?仕事どうしたんですかー?(>オマエモナー)」なすっごい人だったよ。 話だと4時間くらい並んだ人もいたそーだよ。 

「義経千本桜」は数少ない私の知っている演目、始めて観た「義経千本桜」はNYで観たのだった。 それも空を飛んで帰る猿之助の子狐だったからなー、あのインパクトはでかくて忘れたくても忘れられん(笑)。  
ざっとあらすじを書くと、静御前の鼓が自分の母親の皮である子狐が鼓を守りたい一心で佐藤忠信に化けて静御前の旅をお供をしており、兄頼朝から身を隠している源義経のところで本物の忠信とミアミスしてしまい偽者であることがバレるわけです。 偽者の正体を暴いたものの、狐が身の上を思いやった源義経が鼓を子狐に与え、その狐は喜んでお礼に源義経に襲いかかる頼朝方の討手を懲らしめて巣へ戻っていく、というお話。 (ああ、なんて「ざっと」すぎる書き方だろう。。。)
これがなー、泣くんですわ私。 親狐を思うあまりの子狐の親孝行がせつなくて動物好きにはなんともツボでさ。 今回もウルウルしましたわ。 

玉三郎の「鷺娘」は綺麗の一言でしたー。 美しいったらありゃしません! 照明効果と降り積もる雪の演出も見事でこれまたウルウルと感動してしまったのでした。

で、「野田版・研辰の討たれ」 古典を現代劇演出家(と言っていいのか、よくわからん。野田秀樹ファンには怒られるのかもだ)が一緒になるというのは面白いな。 もともと歌舞伎はその時代の社会風刺なども散りばめる場合が多いとは聞いてはいましたが、それ+野田版となるとテンポも早く台詞も現代感覚で顎が痛くなるくらい笑いました。 話題のお笑いネタ(アンガールズ、レギュラー、ギター侍)あり、結婚が決まった獅童君への台詞あり、しまいにゃクドカン映画「真夜中の弥次さん喜多さん」(オフィシャルサイト)の喜多さんの格好をした七之助まで登場してしまう。 きっとわかる人にはもっと笑える小ネタがぎっしりだったことでしょう。 そんな中でも最後にはメッセージを与えるところはしっかりと与える、終わるとそれなりに考えさせられる劇となっておりました。 
もともと研辰に殺されてしまった父の仇討ちをする兄弟2人の話が、野田版となると、赤穂浪士の仇討ちが「キレやすい若者が場所を考えずにご乱心した後始末でその後の人生がすっかり変わった47人」と皮肉(?)まじりの設定をも混ぜこんでいて、仇討ちや命の意味をも問われる内容。 昔は仇討ち=かっこよい、なわけで、こういう問い方は現代感覚といえばそうだよねえ、な歌舞伎でした。

歌舞伎っていろいろあって面白い♪と思いつつ今月末からは場所を歌舞伎座から歌舞伎町(WWRY)に変え、いそいそとはせ参じるのでございますー。

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2005年04月18日

WWRY カウントダウン

新宿が「ROCKに染まる」らしいぞ。 
04182005.jpg

読売新聞にでていたWE WILL ROCK YOUの一面広告AD。 日本テレビでも特集番組もあるっていうし、だんだん盛り上がってまいりましたね。

でも、ちょっとだけ気になるのはこのAD内容。 (以下ネタバレ的要素あり)

 

劇中にて使用される曲目を並べて作ったかっこいいADだけど、「I WAS BORN TO
LOVE YOU」が載っているんだな。
昨年ロンドンにて観劇したわけだが、「あれぇ~ミュージカルの中で使用されたっけ? 記憶にないんですけど?」なのだ。  ロンドンの劇場で購入したオリジナル・キャストのサントラCDにも入ってない。 ん~? ミュージカルでは全曲歌わない使い方の曲もあったので、そんな感じで使われたのか? さて、どーだったかな? まったく、さっぱり、きっぱりと覚えていないんだな。

「I WAS BORN TO LOVE YOU」はなんたって、キムタクのドラマで使用されて
QUEEN人気が再びとなり、その後日本だけでのベストアルバム、JEWELSの発売になった、新しい第○世代(?)QUEENファンのきっかけ」的な曲なわけだから、ありがたかった。 でも新聞にここまで書いてあったらその曲でファンになった人にゃ、それだけで行こうかな、な人もいる。。。かもだ。 私の単なる「物忘れ」ならいーんですけど、
   
ま、いずれにせよ開演が待ち遠しい♪

チケット? ほっほっほっ♪ とーぜんすでに購入していますわよ♪。 気に入ると何度も劇場に足を運ぶのはよくある事で、今のところキャストもわからないし、少々不安点もあるので、とりあえずは開演始めのころ、半ば、最後のころの3回は行くことにしている。  どうせなら、ブロードウエイやロンドンの劇場のように、当日分の余座席は半額! とかしてくれるともっと通うんだけど。。。

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2005年04月12日

フレディの銅像の使い方

フレディの銅像がたつんだそうな@新宿コマ劇場。 映画の帰りに毎回拝んじゃお~♪ って使い方(?)を激しく勘違いしそうな私です。 ロンドンのドミニオンシアターじゃ拝んだからな。。。ほっほっほ(おバカです、はい)

歌舞伎町にフレディ 記念像が建つ QUEENミュージカル5月に日本上陸 

「除幕式はQUEENが30年前に初来日した『4月17日』に行なわれます。」とのことだが、コマ劇場で28日から5月7日までの公演、宝塚OGによる「桜絵巻狸源氏&ショー・イズ・オン」を観にくる宝塚ファンの皆様はフレディの銅像を見てびっくりしちゃうだろうな。 そのままWWRYのチケットも買ってくれれば嬉しいなあ♪


そういや先日ウエンブリーのメールでこんなのがきた

Win VIP tickets to the SOLD OUT show at Wembley on 11 May!
The prize includes:

A night stay at the Dorset Square Hotel in London's West End
Champagne reception
Three course dinner before the show
in a specially themed VIP facility
Complimentary bar for an 1 hour before and after the concert
A post-show party
One souvenir programme

5月11日のQUEEN&ポール・ロジャースのコンサートのご招待企画。 ソールドアウトのチケット、プラス食事にお酒にパーティ。 ホテルが5星ドーゼットってのもいいなあ、日本からの往復チケットもでるならすぐにでも応募するんだけどさー。 当たったら悲しいからチャレンジしませんでした(爆)

dominion.jpg拝んだ銅像@ロンドン

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2005年04月08日

昼から延々歌舞伎な日

04082005.jpg

もふっ♪(意味不明) 今日から4日間無理やり全てお休み。 携帯も切るし家の電話もジャックぬいてやる。 ぐははは、電報でもこない限り連絡とれませんわ~っ!

というわけで実に3ヶ月ぶりに”何もしない”を一番の喜びとする私の4連休が始まりました。 初日は先月に引き続き「中村勘九郎改め十八代中村勘三郎襲名披露四月大歌舞伎」に行ってきました。 あいかわらず口上みたさで、口上のある夜の部のチケットを押さえましたが昼の部の「京鹿の子娘道成寺」は観たい。。。。と 幕見のチケットを購入するために昼から当日券売り場へと並びました。 夜の部を一緒に観るOチャンは徹夜仕事だったというのに「アタシも見たい~」と一緒に昼から観劇することに♪

初夏といってもいい程のお天気のよさ、おまけに道成寺は華やかということもありすでに一見幕は行列、外国人の姿がいつになく多いのも道成寺だからなのでしょうか?すでに私達のあたりでは立ち見が決定的らしい。 しかし、今日を逃したらいつ来られるかもわからないから立ち見でも観る事にします。 
やっぱり道成寺は華やかですな、何度も衣装がかわるし、美しい。 歌舞伎をそんなに知っているわけでのないので勘三郎さんの女形ってあまりピンと来なかったのですが、非常に燐とした素敵な白拍子を演じられていました。 どんどんヘビになっていく顔つきが迫力もの。  能でも日本舞踊でも好きな演目な道成寺ですが、通常よくみるタイプは最後は鐘の上に乗って終わるのです。 が、今回はその後の「押戻し」(白ヘビになった白拍子の花子を怪力の持ち主大館左馬五郎が舞台まで下ろすところだそうだ)まであってこれまた珍しいものを見せてもらった気分です。 大館左馬五郎役の市川団十郎さんの元気な姿も見られて満足満足。 でも立ち見ってのはやはり辛いもんがあったな。
その後一旦歌舞伎座を後にし、築地のお寿司屋さんで遅いブランチ。 

夜の部も3部とも素晴らしかった。 先月は出演していなかった海老蔵さんも演じられていて満足満足。 とーちゃんの団十郎氏が迫力ある役で出演されていることもあって結構控えめの天皇からの勅旨の役での登場でしたが、その分口上もあったからいいのだ。  あいかわらずイヤホンガイドがないとついていけないわけだが、お気に入りの解説者小山さんのはやっぱりタメになる。 夜の部の最終演目、籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ-漢字って難しいよな。)の解説をされていたのだが、一瞬見失ってしまうような表情や舞台など小山氏の解説があるから観劇が2倍楽しめる。 そのうちイヤホンガイドに頼らないで観劇できる日がくるのかなあ。 当分は頼りにしようと思います。

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2005年03月13日

中村屋っ!

03132005.jpg

歌舞伎座での「中村勘九郎改め十八代中村勘三郎襲名披露三月大歌舞伎」に行ってきました。 歌舞伎座は前回の海老蔵襲名以来です。 このところ歌舞伎は襲名公演ばっかり行く単にミーハーな私ですが、一緒に行った歌舞伎大好きHちゃんの話もいろいろ聞けてタメになったわ。 お弁当やお土産のアドバイスまでもらっちゃったよ♪ 

世間に本心を見抜かれないように作り阿呆になっているお公家さんの勘三郎がそりゃ可笑しくて何度も笑ってしまった。 後半に登場する正気の姿とのギャップが素晴らしい。 おまけに個人的には「君の齢も長生殿に還御なるこそめでたけれ」と玉三郎が舞う「鶴亀」は仕舞・謡でも最初のころに習ったから嬉しさ倍増だったぞ。  

勘三郎はもちろん素晴らしかったが、口上前にあった幸四郎の「俊寛」の演技には圧倒されそして涙してしまった。 仁左衛門はやっぱりかっこよいなー。 襲名披露=口上が観たくて昼の部に行ったのだが、夜の部の仁左衛門の「保名」も見たいし、勘三郎の三島由紀夫作「鰯売」もやっぱり観たい~。 来月の襲名披露公演にも行くのだが、その前にもう一度歌舞伎座に行ってしまいそうな勢いです。

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2005年01月28日

コマ劇場で再会

キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!


QUEENミュージカルが新宿コマで上演
英国の人気ロックバンド、QUEEN(クイーン)のヒット曲で構成されたロック・ミュージカル「WE WILL ROCK YOU(ウィ・ウィル・ロック・ユー)」が東京・新宿コマ劇場(5月27日~8月24日)で上演されることが27日、分かった。ロンドンで03年5月からロングラン中で、300万人以上の観客を動員。ラスベガス、シドニーでも上演中だ。

nikkansports.com 全文 

去年マツケン・サンバみたさに始めて行ったコマ劇場で上演されるとは!なんだか運命を感じる(爆)
上様の時は前から数列目で堪能しとりましたが、これは少し離れたところから観るのがお勧めです。

We Will Rock You
SOUNDTRACK


というわけで、管理人本館のほうで去年ロンドンでみた感想なんぞをやっとUPしてみました。 (ネタバレ若干ありです。)

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2004年10月09日

Japanese Musical Star

「趣味かわりましたね?」とある人に言われたが、ちがーう!趣味がまた増えたといってもらいたい(^-^)金曜日(8日)に行ってきましたコマ劇場! 松平健・錦秋公演「暴れん坊将軍スペシャル・踊って歌って八百八町」だっ!なんと前から4列目だ!(爆)

koma_matuken.jpg

日本史が全然できないという理由もありで、昔からテレビの時代劇をほとんど見たことがない。 その手の小説も読まない。 歴史の事実とは別物ってのはわかっていても、中・高校時代の偏差値の平均値をすっばらしく引き下げてしまう古文と日本史を思い出すから、歴史ものというだけで一種のトラウマ的感覚に陥るよーな気がして避けてしまう。 食べ物でいう食わず嫌いのようなものです。 
水戸黄門はジジババが好きだったから少しは見た。 でも恥ずかしながら、ほんの数年前ですら、テレビで見る暴れん坊将軍の徳川吉宗も、忠臣蔵の赤穂浪士も、はては桃太郎侍だろうが、終いにゃ白虎隊すらも時代も結びつけもイマイチわからん! 「あのさ、松の廊下はどの話だっけ?」と聞きたいが、「いまさら人には聞けない(といいつつ慈悲深い、理解のあるお仲間なので聞いちゃってるけど)な状態」だった。 いや、今だって避けて通れるもんなら通りたいぞ、日本史(;;)、理系と外国語、そして西洋美術史の履修で上手いこと人生逃げつつ、すりぬけつつ、ここまで育ってしまいました。  イチローやナカータが野菜嫌いでも立派なスポーツ選手になったのと似ていませんか? (一緒にしてしまってスミマセン)

それなのに、今回はサンバを歌って踊る上様が見たくて行ったコマ劇場。 マツケンサンバも気になったが、ミュージカル好きとしては、「誰もやったことのない舞台、日本人の日本人による日本人のためのミュージカル」とまるでリンカーンの演説のようなキャッチ・コピーにやられたのだ。

始めて行ったコマ劇場、観客席を見渡し「おお!今日の私は若い部類にはいるぞ!」と一緒に行ったOちゃんに言うと、「充分若いですよ!」と言われた。 そんな彼女は25歳さ(--;)。 彼女が今回出演している三原じゅん子や、太川陽介が昔アイドル歌手だったことを知らないのにはびっくりした、そのくせ、芦屋雁平が故・雁之介の弟だとか、篠塚勝がテレビの時代劇にはかかせない顔だとかを説明してくれるから更にびっくりした。

で、舞台はというと、もう最高に楽しかった~。 公演は10月29日まであるから、ストーリーはいまはネタバレになるので書かないが、舞台装置も見事だし、テレビの暴れん坊将軍を知らなくても単純明快な話なので楽しめる。 日本観光中の外国人の方にも「これぞ、Japanese Musicalだー!」と紹介して是非観劇していただきたい気持ちですよ。  フィナーレのマツケンサンバも絶好調でありました。 かっこいいぞぉ、健さ~ん♪。

実はチケット発売のころ「上様の公演に行きたいんだけど、その気になったら誘って」と各方面に声をかけていた。 誰か一人くらいは食いついてほしいなあと思っていたら、面白いイベントは大好き!な類は友を呼んだようで、違う友人(こちらは同年代)もチケットを取ってくれた。 よって千秋楽近くに再度行くことになっている。 でも、こういう面白い観劇のダブルブッキングは大歓迎♪ 

(敬称略でごめんなさい>関係者殿)

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2004年08月14日

SO2004-Opening Ceremony

オリンピックの開会式、裏番組で大好きな映画、ハンニバルをやっていたので、最初をちょっと見逃しました。 がっくし。
神話や美術が満載で面白かった♪ ビデオ録画しとかなかったのが残念だったわ。

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2004年06月21日

The 11th Ebi-sama

サッカー寝不足な日々の私にとって今日は非常に長い日でした。 3時半AMからサッカーみてスペインが負けちゃってガックリながらも、仕事やっつけて、夕方には歌舞伎座へ「十一代目市川海老蔵襲名公演」に行きました。 おまけに西日本に上陸している台風のため、東京も朝から湿気がすごいし、歌舞伎座へ出かける時間には大粒の雨が降ってきてあまりお出かけコンディションとお出かけ日和じゃない。 未来予知能力がないから、チケットが取れたときには体調も天気も予測ができなかったしなあ。 はぅ、除湿機付きプラスチックのボールにでも入って転がって銀座へ向かいたい気分。

そんな状態だったのに、出かける時はグズグズだが、行っちゃえば楽しんじゃうのが私。 眠気もなくなって夜の部3作品とも楽しんだのでした。 
でもやっぱり圧巻は海老蔵の「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」でしたわー。 主人公の助六が登場するまで始まってから45分(開演からは3時間以上)もあるんだけど吉原の遊郭が舞台だから遊女の豪華絢爛な衣装といい、現代ギャグがチラリと入って会場大爆笑だったりでお芝居の2時間があっという間に思われました。 花魁「揚巻」の玉三郎やっぱり圧巻の綺麗さだなあ。 中村勘九郎と尾上松緑には笑わせてもらったし、助六海老蔵が蛇の目傘をさして花道から登場する瞬間は私の席からでは見辛かったのが残念だったけれど、舞台栄えする顔というか、あの眼力の鋭さというか、なんともカッコよいですなあ。 

市川海老蔵
十一代目襲名記念写真集

紫の鉢巻。 左で締めると病気療養中となるが、右に締めるとありあまる程の元気がある人になるのだそうです。(イヤホンガイド・小山氏の解説より。 でもなんて表現されていたかは忘れた(--))

今回イヤホンガイドを借りての観劇をしたのですが、話の説明だけではなく、舞台背景や歴史についても舞台の邪魔にならないタイミングのよさで解説が入るので2倍楽しめました。 中でも「助六」の解説をされた小山觀翁さんの解りやすい説明にはホント感動もの、非常にためになりました。 あと後のおば様3人組、休憩の度にいろいろ面白いこと教えてくれてありがとう。 助六と深い中な花魁「揚巻」から揚げ(おいなりさん)と巻き(のり巻き)で助六寿司なんだと知りました。 そんなことも知らずにおいなりさん食べていたら教えてくれました。 一階桟敷席で吉兆のお弁当食べていたら知らないままでしたよー。(ってそんな豪華な観劇なぞできるわきゃないか(^^;))

小山觀翁
痛快!歌舞伎学

面白そうなので早速オーダーしてみることにしました
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