2007年06月03日

LPの時代だった

伊藤銀次30周年記念ライブ
ハートランドの1人として佐野元春とライブをしていたころにコンサートにて知り合った友人2人と行ってみた。 場所は赤坂…実にその場所に足をつけるのは数年ぶりである。 思い出の多いがために避けまくっていた土地なので、大好きな「しろたえ」のシュークリームすら食えない数年間だった。 久しぶりにいったら休業日だった。ガーン。

100人も入ると満員の会場。 懐かしい歌を聴いて83年あたりの当時を思い出した。 あいかわらず綺麗な声ですなあ。 と、いってもすでに私はUS生活満喫中だったもので、銀次さんのライブは当時も数回行ったか行かないかだと思う。 一緒にいった2人はイソイソと通っておったので、銀次さんに覚えられていたってところがスゴイ。。



久しぶりに家でも聞いてみたいと思ったが、LPしか持っておらん(笑) CDはベストがあるようだからそっちを買いますかね?



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2007年05月09日

マッタリと落語なぞ

05092007.jpgニュースや新聞で「米朝」という活字を見ると「アメリカ&将軍様の住むところ」より「桂米朝」師匠を頭に浮かべアホな想像をしたりする時があります。 たとえば、このごろのニュースですと… 

◇米朝がニューヨークで接触
とか、
◇寧辺核施設をめぐる米朝の「ゲームの法則」

とかで、米朝師匠がNYで誰に接触? とか DSする米朝師匠を想像したりして1人笑うのです。 
不謹慎+人間国宝様になんてことするのだ! 


いぇ、別にそんなに落語に詳しいわけじゃありませんぜ。 『笑点』は小さいころから見とりますがな。 小さい頃はジジババのところで一緒にテレビを見ていたので(私にチャンネル権なぞなかったからさぁ)古典落語は結構知ってたりします。 でもテレビで出演している落語家さん以外はほとんど知りません。

友人に誘われて落語を聞きに新宿末廣亭へ行ってきました。 生落語初体験ですわ。
昼の部の途中から入場しました。 「歌丸師匠が出演されるから(昼の部最後)」と行くことに決めたのだが、どの落語も面白くてそのまま夜の部まで居座って笑ってきました。 

桟敷席だったこともあり、マッタリしつつ聞く落語、楽しいじゃないか! 途中の紙きりや、漫謡も楽しく、時間がゆっくり流れている気分となりました。 歌丸師匠の落語。 登場人物によっての表情やしぐさの変わりかた、すっばらしかったです。

次回は6月上席(1日~10日)の柳家小さん師匠と三遊亭金馬師匠を聞きに行きたいぞ!

末廣亭オフィシャル・サイト 



三味線漫談家の玉川スミさんの人生話には感動したのだった。 家に帰ってきてかググッたら有名な話らしいが、初めて聞いたから感動した。 昔々「笑点」にも出演されてたような気がするが、来年米寿、芸能生活85年だというからお元気ですなあ。 この人に「人生簡単に諦めたらいけない!」と言われると涙がでそうになった。 「自叙伝読んでくれないと怒るわよ!」と言ってらしたから読んでみようと思う。

こけつまろびつ人生―ひとりの女として 舞台一笑の熱い時 (単行本) 玉川スミ
(amazon.co.jp)

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2007年04月05日

歌舞伎は半年ぶりなのだ

04052007.jpg今日もお家ラブな人間がお出かけです。 
それも朝からいそいそと歌舞伎だ!
だって、勘三郎さんと仁左衛門さんがでるんだもの♪ 勘三郎さんの大ファンな友人Hちゃんによれば、「今回の後、当分歌舞伎座では演じないわよ~」って連絡もあったので行くことにしたのだった。 おまけに、昨年の11月末から今年の2月まで仕事も詰まり気味だし、試験勉強とかしてたりもあったりで観劇は久しぶり。 つーか、試験が終わるまで何をやっててもそっちが気になってしまって楽しめないから極力お出かけは控えていた。(おかげで合格したがな。) ま、自粛していたとはいいつつ、たまの映画は気分転換になってたし、サッカー(クラブトヨタ杯)は別腹扱いなので仕方がない。(ほほほ。) でも観劇は時間を半日以上は使ってしまうので行かなかったのだった。 てなわけで、現在枷が外れたようにお誘いと言うお誘いをホイホイ♪と受けておる。 お誘いがなくての「お一人様」でもどこでも行っちまう。 今日歌舞伎に一緒に行ったOちゃんは私が「遊び自粛生活」していた時に、1人でいってもツマランと、一緒に自粛モードに入っていたので、お互い久しぶりになった歌舞伎鑑賞とあいなりました。  

四月大歌舞伎 中村信二郎 改め 二代目 中村錦之助襲名披露

一、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
         

二、頼朝の死
           
三、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
    
四、鬼一法眼三略巻
  菊畑(きくばたけ)
   劇中にて襲名口上申し上げ候
         

今回は二代目中村錦之助襲名披露公演なんですわ。 私にとって、先代の故萬屋錦之助は俳優であり、淡路恵子さんのダンナさんでもあるくらいの知識しかなかったのだが、今回その錦之助を襲名する中村信二郎はその甥にあたるそう。 中村獅童ちゃんのイトコってことですね。 毎回、親戚が親戚でそのまた親戚も親戚だったりする歌舞伎の世界ってのは歴史を感じるよ。 

萬屋錦之介(よろずや・きんのすけ, 1932年11月20日 - 1997年3月10日)は、日本の俳優。歌手。東映俳優労働組合委員長。映画・舞台制作プロダクション「中村プロダクション」社長。本名は小川錦一(おがわ・きんいち)。

歌舞伎俳優から映画・テレビの時代劇俳優に転じて成功。若い頃の芸名は中村錦之助(なかむら・きんのすけ)といい、新しい芸名の「萬屋」は1971年に制定した小川家の屋号から採った。父は三世中村時蔵であり、俳優の中村賀津雄(現・中村嘉葎雄)は弟、同じく俳優の中村獅童 (2代目)は甥にあたる。女優の有馬稲子、淡路恵子は元妻。


「萬屋錦之介」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。 2007年4月2日 15:10 (UTC)

三番組目の『男女道成寺』が目当てだったので、勘三郎&仁左衛門が交互に登場しての素晴らしい舞いと演技にエネルギーが集中してしまい、おまけに休憩中にお弁当なぞ食べちゃったりしたもんだから、肝心の四番組目の襲名公演が演技途中の口上前あたりがチトうつろ…ごめんなさい。 でもやはり生で演じる舞台はその場にいるだけで元気がもらえる何かがつまっている場所で、今回も楽しく家へ帰ってきたのだった♪

さ~て、夜はテレビでチャンピオン・リーグ見るかぁ~♪ 

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2006年11月02日

花形歌舞伎へ行ってきた

11022006.jpg週末の始まりはエビちゃんです。 といっても海老蔵のほう… 事情も事情で、週末は都内にいないほうが多くなっているこのところですが、今回は3連休、おまけに紅葉狩りで交通渋滞はさけられないであろう目的地への道。 わざわざ地獄風呂に頭からつっこんで自業自得とわかりつつ暴れる…なんてことはしたかないので都内でまったりいたします。 

それに、今回の花形歌舞伎は観たい番組が満載。 もとい!海老蔵満載だし♪ 夜のチケットはすぐにとれたものの、昼のチケットは予定もたたず、チケット合戦にも破れてしまった…しょぼーん。 で、昼の部は今後なんとかしようと思いつつ、夜の部へ行きました。 (*あらすじ部分は新橋演舞場のサイトよりです。)

時今也桔梗旗揚(ときはいまききょうのはたあげ)

武智(明智)光秀が、主君小田春永(信長)に馬を洗う盥で酒を飲まされるところから、「馬盥」の通称でもおなじみの四世鶴屋南北作による演目です。春永は天下統一に向けて、毛利攻めのため、中国地方に赴く途中、京・本能寺に立ち寄ります。以前から光秀を疎ましく思っていた春永ですが、家臣の取り成しもあり、光秀の目通しを許します。参上した光秀に、春永は真柴久吉(秀吉)が献上した馬盥で酒を飲めと強要し、挙句の果てには久吉の配下になれと言い出す始末。光秀は屈辱に耐えながら、酒を飲み干し、宿所のある愛宕山に戻っていきます…。忍耐と執念の光秀を松緑が初役で勤め、海老蔵の春永、芝雀の皐月という好配役でご覧頂きます。

海老蔵演じる信長(春永となっとる。 以前行った文楽で知ったのだが、名前の一部をわかるくらいに変更して物語にするのだそうだ)の光秀へのそりゃ意地悪ぶりったら。 うーん、ここまでされたら本能寺焼かれちまうのも仕方がないと思わせる意地悪テンコモリのミルフィーユ仕立ての物語になっている。  長州小力の「キレてないっすよ!」的に我慢に我慢をかさね、最後の最後に花道で怒りが爆発してしまうところの演技が素晴らしかった。 松緑さんの額にでているであろう青筋、血管きれそうになるまでのキレぶりが素敵でした。

新歌舞伎十八番の内 船弁慶(ふなべんけい)

兄の頼朝に疎まれ、都を追われた義経は、九州へ落ち行く途中、摂津国大物浦に辿り着きます。義経は、ここまで帯同してきた愛妾の静御前と別れ、弁慶ら家臣と共に船出をしますが、そこへ、平家の武将・平知盛の霊が現れ、義経一行に襲いかかります…。能の『船弁慶』を題材にした「松羽目物」で、格調高く荘重な舞踊劇として有名な作品です。前半は、義経との別れを余儀なくされる静御前の哀しみを込めた舞、後半は、船出した義経一行を苦しめる平知盛の霊の迫力が大きなみどころで、ひとりで男と女、静と動を踊り分ける屈指の大曲です。昨年9月、厳島神社での公演で好評を得た菊之助が本公演では初めて挑む話題の舞台です。

本家「能」でも好きな番組です。 能からとられた演目を松羽目物(まづばめもの)と言うんだそうだ。 能舞台の鏡板(舞台正面の背景部分)に松の絵を描いてあるところから来ているそうだ。 なるほどね… こういう小知識も満載なイヤホンガイドはやっぱりためになるわなぁ。 鑑賞歴ピヨピヨな私はこういうことを知るのが楽しい。 舞台の背景画は派手派手な松の絵、その前に長唄の皆さんと音ものの皆さん。舞台下手の揚幕も上手の切戸口もあるので能チックですなあ。 お殿様仕様の能舞台と大衆文化の楽しみの歌舞伎舞台のどっちでも観劇できる今の時代に生まれて感謝だわよ。

静御前の舞と平知盛の鬼の舞、1人で舞い分ける2度美味しい楽しみもあります。 能だと静御前も亡霊になった平知盛も面をつける(のが多い)のですが、歌舞伎での、化粧でそれをどこまで近づかせるかが非常に興味深いです。 今回は席が遠かったので(おまけにオペラグラスを忘れた…ちっ)じっくり見ることができずに残念。 でも遠めからみても能面的な静御前と迫力ある鬼気のある亡霊な知盛でありました。 最後の「♪そーのーとーきー、義ぃ経、すーこーしーも、さわがず」で始まる平知盛と一戦交える弁慶と義経はかっこよいのう。

義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

川連法眼館

『義経千本桜』の四段目の最終部分にあたることから、通称「四の切」とも呼ばれ、義太夫狂言の代表作のひとつとして、おなじみの演目です。静御前を守護して、義経のいる吉野にたどり着いた佐藤忠信ですが、もう一人、自分を名乗る武士が先に訪ねていました。不審がる静御前が問い詰めると、忠信は実は自分が狐であることを明かします。義経が静と伏見で別れた時に与えていた初音の鼓の皮がこの狐の両親のものだったのです。親を慕う狐に、義経は…。今回は、市川海老蔵が初役で狐忠信を勤めますが、市川猿之助の指導を得て、見ごたえのある一幕をご覧に入れます。

これは泣くねえ、毎回ジーンとするねぇ。 初めて義経千本桜の見たのは市川猿之助のNY公演だった。 当時はそんなに歌舞伎が見たいというよりは「ニッポン文化に触れられる! ワイヤー宙吊りでキツネの猿之助が飛ぶ♪」とそっちの興味のが多かったわけで、子狐の悲しみよりも「空飛んでるよ、すっげぃよぉ。」な感想だけだった…と思う。
その後何度となく色々な義経千本桜の四段目を見ている。 空を飛ぶのもあったし、飛ばないのもあった。いずれにしろ子狐の親への思いの場面ではジーンとする。

今回の海老蔵の鼓への愛着ぶり、喜怒哀楽の姿は若手役者ということもあってかとてもダイナミック。 独特のキツネ言葉で話すのでイントネーションが面白いのだが、笑っているその数秒後には「悲しいよねぇ、うんうん、親だもんねぇ…」と演じる姿にホロリとなれる。 クライマックスで小鼓を大切にかかえ、空高く飛んでいくところは本当に嬉しそうな小狐で、こっちも嬉しくなってきたのだった。 

いやぁ、どれもよかった番組でした。 そういや、義経千本桜は市川猿之助指導となっていたが、猿之助さんのご病状は大丈夫なのかしら。 空を飛ばなくてもいいからお元気な姿を拝見したいです。


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2006年10月14日

織田哲郎ライブ@渋谷AX

Damn! というと、『24』でおなじみのジャック・バウワーが犯人を逃がしちゃったりすると叫ぶDamn it! って台詞がやけに耳に残りますが、他にも、なんだか、すこぶる素晴らしくて、どうしようもなくて、もう「参った、すっげぃわ!」的なときにも利用したりします。

昨日、織田哲郎のライブへ行ってきました。 織田哲郎、前回行ったときはW杯の真っ最中で頭の中でサッカーボールが転がる状態でしたのでblogに書くことはなかったのですが、今年はこれが2回目となります。 今回は今まで他の方へ提供した楽曲のセルフ・カバーのCD発売もかねてのライブでした。 

Merodies /織田哲郎

1. 負けないで(ZARD)
2. シーズン・イン・ザ・サン(TUBE)
3. ボクの背中には羽根がある(Kinki Kids)
4. 愛のために。(上戸彩)
5. 碧いうさぎ (酒井法子)
6. 突然(FIELD OF VIEW)
7. 世界中の誰よりきっと(中山美穂&WANDS)
8. この愛に泳ぎ疲れても(ZARD)
9. Anniversary(Kinki Kids)
10. 世界が終るまでは…(WANDS)
11. 恋心(相川七瀬)
12. このまま君だけを奪い去りたい(DEEN)



カバーと言えど、アルバムの新譜としては13年ぶり。 以前のライブで「近々オリジナルの新譜を出す!」と明言されていたのですが、前回6月のライブで発表された通り、セルフ・カバーの方が先に発売となりました。 そして今度は来春14年ぶりのオリジナル新譜をださなかったら「ちょんまげ結う」といろんなところで、公言していらっしゃる模様(笑) ちょんまげ結ったら是非14年前の最新アルバムひっさげて、紋付・袴でライブしていただきたいとか思うけれどさ。 (ここをご覧になっている織田ファンの方、これも別バージョンのファンの気持ちとしてご理解ください。)


この人の声は昔の声も、いろいろとあった後の今の声も好きなわけで、このところのご活躍は非常に嬉しいものがあります。  ぶっちゃけ、80年後半か90年前半、最初に興味を持ったのは"好みの骨格"だったからなんだが…。 だって、日本の音楽情報なんて(その前から知っているアーティストは別にして)全然入ってこない場所にいたから、里帰り中にお店で結構CDジャケットを見てsixth senseだけで選んでいたりしたもんです。 大体の場合、好きな骨格の声ってのは好きなのですわ。 有名人しかり、プライベートしかり… 時々「失敗したか…」ってのも…(以下自粛)


で、ライブ。 うむー、よかったですわ。チャランゴ、サンポーニャなんて名前は知らなかったけど、NYの地下鉄のホームで聞いていた楽器の音色。  それにギター、ケーナ、チェロ、ウッドベース、サックス、パーカッション、キーボードなどなどが一緒になる不思議感覚。 あ~南米~♪、あ~ポルトガル~♪と駆け巡る記憶。  コーラスの諌山さんという女性の声にも驚いた。 一体どこからそんなに深い声がでているの? 大江戸線の六本木駅くらい、奥深いところから沸いてくるような声です。 バラードあり、ロック色満載あり、3時間弱のライブでした。 もうね、「Damn! He's good!」 って言うしかないライブでしたわ。 
そして、日本人のライブで英語曲をカバーしている場合、この方ほど発音が素晴らしいと思う人もなかなかおりません。 帰国子女ってものあるだろうが、耳がいいから発音も綺麗なんだろうなあ。 また近いうちに行けたらいいなあ…たとえそれが"ちょんまげライブ"でもアタシは行きますよ。

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