紅葉も最後の最後というところです。
携帯電話が普及したこともあり、この電話ボックスもどんどん減っているのだそう。 この扉は結構重いのだよ。

クマクマクマクマしかいません!

クリスマスディスプレイはどこのお店も力が入ってますねえ。 


2階部分が大きいように思える木造建築。 中世からこのままなのでしょうか?

このパースがくるっているところがなんともいえない味がある、滞在したホテル。 お勧めされただけあって素晴らしいホテルでした!

ホテルのラウンジも落ちついた雰囲気でついつい長居

アフタヌーン・ティーでまったり。
上からケーキ、スコーン、サンドイッチ、おやつというには多すぎる 


エイボン川にて。 ここの白鳥にあやうく食われそうになりました。 


エイボン川のすぐ横にあるロイヤル・シェークスピア劇場。 ロイヤル・シェークスピア・カンパニーの本拠地


 

◆ストラトフォード・アポン・エイボン◆

明るいって素晴らしい♪ 朝からサクサク行動したので、なんてことなくシェークスピアゆかりの地、ストラトフォード・アポン・エイボン(Stratford-upon-Avon)に到着しました。 なんてことなく、とか書いているけど、高速道路運転中なぜかくだらない話で延々に盛りあがり、いつの間にやら降りる予定の出口を見過ごして、あやうくバーミンガム方面へ向かっていたりしたのだが、それでも明るい♪ お前の光は、今、何処にある(リア王) ここにある〜♪
今日は観光案内所も開いている時間だよ♪ 自分で宿探しもしなくてすむよ♪ とまずは観光案内所へと向かう。 
B&Bは街から少し離れているそうで、それよりも市内のホテルがスペシャルレートを出しているし(通常よりも60%オフ)、無料の駐車場もあるからとそちらを勧められたのであっさりとそこに決定。 案内所の人がホテルに手配をしている間、案内所内にある最寄のお勧めスポットのパンフレットがいろいろあるから適当におもしろそうなところのパンフレットを貰った。 「これも持っていったらいいわよ」とスタッフから手渡されたのはシェークスピアゆかりの家めぐりのパンフレットだった。To be or not to be,--that is the question...(ハムレット) 行くべきか行かぬべきか、それが問題だ(−−) とか言ってる場合じゃねーぞ。 さあホテルへチェックインしたら、明るいうちに観光だ!  

◆しかし最初はクマ牧場◆
O Romeo, Romeo! wherefore art thou Romeo?(ロミオとジュリエット)ならぬ、O Teddy, Teddy! wherefore art thou Teddy? (おお、テディ、テディ、なぜ貴方はテディなの?) と、最初の目的はクマ牧場。 正しくはテディ・ベア・ミュージアムにやってきました。 

◆The Teddy Bear Museum
テディ・ベアというとドイツのシュタイフ社が有名だが、世界中にコレクターがいる。 ここも個人コレクターが1988年に設立した小さな博物館。 
Teddyとは26代アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトの愛称。狩猟に行った大統領が狩猟用にと用意された小熊と出会い、その小熊を撃ち殺せなかったという話が当時の美談として市民に伝わり、その後その話に感銘を受けた人が大統領に手渡したぬいぐるみが始まりでテディベアという名前が定着したそうです。

プーさんのゆかりの町までいったことだし、O嬢はクマ・フリークだったりするのでシェークスピアよりもクマを優先(^^) 
小さい一軒家という感じのミュージアムの前にはデカデカとイギリス衛兵のコスプレをしたクマさんがお出迎え。 中に入ると、一階部分はテデベアの売店であった。 
上階のミュージアム部分へは入場料が必要(2.5ポンド)で、いろいろなクマが処狭しと展示されていた。 これは展示というのか?それとも雑然と置いてあるのか?というほどクマだらけ。 屋根裏にある「The Hall of Fame」部分がメインらしいが、こちらは楽しかった。 展示数は少ないが、古いものは1900年前半のクマ、タイタニック号に乗ったクマ、プーさんの初版本、トニー・ブレア現英国首相から贈られたテディ・ベアとかもいる。 また、モスクワ・オリンピックのマスコット「ミーシャ」やら、映画ビーンでミスター・ビーンがいつも一緒に寝ていたクマさん等々も展示されている。 説明文も簡単で、小さなスペースに有難味を感じるのが難しく陳列されているので、クマ・フリークの人でないと「あれれれ?」って感じな博物館かもしれない。 日本の片田舎にあるような「ナントカ館」っぽいな、と思ってしまう人にはそんな感じである。 それなりに楽しいよ。

それなりに満足したので、地階に下り併設売店でO嬢の購買力の灯火に油をそそぐことにした。
「O嬢〜、ここまでやってきたんだから記念にここでもクマ買いなよー、ほらーこのチャッキー欲しいっていってたじゃん〜、ウィリアム・シェークスベアとかもいるよ〜」
「チャッキーはチャイルドプレイの人形じゃ!この子はチーキーじゃ!」
耳のたれたちょっと変わったチーキー・ベアは英国産。 やはり記念はこれだよ! などとと話していた時、日本の女子高の修学旅行生と遭遇する。 修学旅行でイギリスですかー、いいなあ。 制服もかわいらしく、ちょっと外国じゃ浮いてしまう超ミニスカートの女子高生がわんさかご来店してきたのだ。 そしてクマを見た途端こう言った。
「このクマ、クソかわいい〜」 ( ̄□ ̄;)!!
副詞が○ソです。 英語でもF○○Kという名詞にも形容詞にも動詞にもなる便利なスラングがあるし、そりゃ日本でも「ク○忙しい」とか言ったり聞いたりする場合もありですが、これは始めての言い方を聞いたわよ。。。。

これが日本ならなんとも思わないのだが、遠いエゲレスでは言葉の乱れってのは耳について、思わず耳がダンボになってしまい、聞き入ってしまうのだった。 というか、一瞬凍ったんだわ私達(笑)
女子高生たちは小さな店内でディスプレイされているクマ(商品)を手にとってはハグしてみたり、次々手にとっては同じ場所に置かなかったりで、さすがにお店の人も若干苦笑い。 さらには別のグループがお店に入ってきて「どお?」と聞くと「だめだー、なんかーぁ、クマしかいない」と答えた。
そりゃここにネコとかライオンとかいたら単なるおもちゃ屋さんになってしまうだろうが! もう可笑しくて仕方がないよ〜。 
やっと一人の女の子が「まだトラベラーズチェック残っているからこれ買ってく、私生まれて初めて自分でぬいぐるみ買うんだー」とお買い上げ! 「そうか、それはよかったねえ。 大事にしてあげなよ。」と生まれて何回も自分でぬいぐるみを買ったことのあるオバチャン2人組はエネルギー吸い取られてしまったので、アフタヌーン・ティーに向かうことにした。



 

アフタヌーンティーでゆっくりまったりダラダラ好きにはこの時間はたまりません。 ここ数日バタバタと移動ばかりに気をとられていたから久しぶりのリラックスタイム。
その後エイボン川周辺を散歩したり、木造建築の美しい中世の家並みにうっとりしつつも、立ち寄ったレコード屋で丁度流れていたLive AidのDVDがQUEENだったりしたのもだから、セキュリティの人が不信に思うくらいその場に立ちすくんで見ていたりもしたのでした。 実は閉店時間まで粘って見ていた(。-_-。) 本日LIVE AIDの発売日だったんです。 If music be the food of love, play on (十二夜)(もし音楽が愛の食べ物であるなら、奏で続けておくれ)とシェークスピアも言っているわ、フレディー♪

で、肝心なシェークスピアはどうなった?ってわけでこちらがシェークスピアが生まれた家です。 中には当時の居間、台所、寝室とかがありますです。 1565年にここの二階で生まれたんだそうよ。 結局、縁の家関係はここしか巡りませんでした。ストラトフォードにはシェークスピアの奥さんの家、お母さんの家、孫の家、娘の家なんかもあるようだったのですが、さすがにそこまでは周れなかったよ。夏ならどこも手入れの行き届いたガーデンが綺麗だって話ですよ。(行っていないから写真で見ただけだが、綺麗でした) 忍耐ないもんで、お茶と買い物に浮かれてしまったから、この家だけでした。 最後もシェークスピアの台詞で〆るとすると、How poor are they that have not patience! (オセロ) 「忍耐を知らないとは、ほんとうにあわれなことだ」ってところですか? 失礼しました。

◆Shakespeare's Birthplace
シェクスピアが青年期まで過ごした家。 木造作りのこじんまりとした家ですが、隣接で博物館もありましたです。 入場料7ポンドくらいだったと思う。