2004年03月15日

Now and Then

フランスのミネラルウォーターVITTELのCMにDavid Bowieがでている。

あらー♪ あいかわらず綺麗ねえ、とか思っていたら8年ぶりの来日公演中だったようで、それにあわせたCMのようですね。 どうもフランスでは去年の夏から放送されているCMらしいけどさ。
「ダイヤモンドの犬」や「ジギー・スターダスト」などなど、過去のボウイとのご対面の場面は合成かと思っていたら、全てこのCMのために今回新たに扮装したのだそうだ。 そう聞かなければ判らなかったなあ。 そういや、彼が主演の映画「地球に落ちてきた男」、あの映画は子供にゃ私には意味がいまひとつ判らなかったなあ、今みたら判るだろうか? ついでに「戦場のメリークリスマス」も完全にストーリーを忘れてしまっているから、また観てみたい。 この家はレンタルビデオ屋が遠いのが難点よのう。。。   

とか思いつつCMを見ていても、なんだか昔のボウイと違うこの違和感。 嫌~っな感じではないのだが、どこかが違う? 綺麗なのは昔からだけど、何か違う? と思っていたら来日記者会見のテレビでわかりました。 笑顔に映える真っ白で綺麗な歯並び。 これだ!
年齢も年齢だけにインプラントかも。。。「入れ歯」とは言いたくないがそうかも(涙)  歯並びを直すと表情が変わるのよ。  

もうひとつは驚いた事。 記者からの「知っている日本語を?」 とのベタな質問に「タバコ・クダサイ」と言ったあと、すぐに「でも僕は吸わないよ」ってにっこりしながら言った事。 あらー禁煙成功したんですかー!
以前の彼の映像やインタビュー写真といえばいつでも、どこでも片手にゃタバコ。  フレディ・マーキュリー追悼公演のリハーサル映像なぞ全てのショットで喫煙中、なんとリハで歌っている時すら片手にはタバコでした。 当時そんなボウイを見るたび、「すっごーいヘビースモーカーなんだろうねえ、結構ヤニくさかったりして。。(--)」とか思ってたのでした。 

そんな彼ももうすぐ還暦な57歳。 それにしても、美しい57歳だわ。

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2004年03月11日

How to get to Sesame Street

4月3日でNHK教育のセサミストリートが急遽放送終了となるそうだ。 

NHK人気番組「セサミストリート」4月3日で終了

NHK教育で放送中の人気英語番組「セサミストリート」が来月3日で終了することになった。

米国の制作プロダクション「セサミワークショップ」が数年前から日本語での放送に切り替えるよう提案していたが、NHK側が断ったため。NHKは「日本語の教育番組は数多く放送しており、原作のまま英語で放送することに意味がある」と理由を説明している。この番組の日本での放送は、1971年に始まり、途中中断したが、87年に再開された。(読売新聞)

yahoo 社会ニュース - 3月9日(火)13時46分

映画ですらその国の吹き替え版としてしか上映されない国が沢山あるが、日本の場合映画は字幕が当たり前、今では映画によっては吹き替え版もあり個人で好きなほうを選択することができる。 テレビ放送の映画は吹き替えだったが、二カ国後放送のシステムになってからは視聴者の選択で見ることができるようになった。 その素晴らしい技術を使ってセサミストリートもいつのころからか二カ国語放送対応となっていた。 それなのにアメリカのSesame Workshopはそれでも日本語のみに執着した理由がいまひとつわからない。 Sesame Workshop からアメリカの番組を単に購入するのではなく、共同制作の形にすれば権利金も高くなるからという事かしら、そうなるとNHKでは予算捻出が厳しいってのもあったのかしら、とか考える。

4月10日で閉鎖になってしまうNHK教育のセサミストリートのHPによれば、

Q: セサミストリートは世界何ヶ国で放送されているのですか。

A: いままでにセサミを放送したことのある国は、140カ国以上、現在も放送している国は、60カ国程です。
日本をはじめとする諸外国では、アメリカより購入して放送しています。セサミワークショップとの共同制作というかたちで、独自の"セサミ"を制作している国もあります。そういう国では通常のアメリカのセサミキャラクターだけでなく、その国独自のキャラクター(マペット)も登場します。共同制作を行っているのは、20カ国くらいです。

とのことなので、放送している全ての国が独自のセサミストリートを制作しているわけではないようだ。 

有名な[その国独自キャラクター]と言えば、一昨年登場した南アフリカ制作の新メンバーのマペット「カミ」。  HIV感染者の「カミ」はエイズ問題の深刻な南アフリカで生まれた独自キャラクター。 5歳の彼女の両親はすでにおらず、祖母と一緒に住んでいる。 この記事を見たとき、子供番組でここまで教育をしないといけない南アフリカは大変だと思ったのだが、さすがにアメリカでも「エイズ問題は大切な教育だが、番組の対象年齢世代にはまだ早すぎる。」と共和党議員の反対もあったのでアメリカ版セサミストリートには当分登場はしないと聞いた(現在は未確認)

sesame.jpgセサミストリートはもともと英語教育番組というよりは社会教育番組だからそちらに重点を置きたくてNHK教育に共同制作に変更するようにと圧力をかけたのかもしれない。 だいたいマペットのキャラクターもセサミストリートの研究者に言わせれば、自閉症はいる、ゲイはいる、ホームレスはいる(これらはセサミストリートの研究をしている人たちの意見で、制作会社によれば否定「彼らは人形です」の声明で片付けられてしまっている)。  話す英語発音はいろいろな国の訛りつきだし、文法を間違って話すマペットもいる。 多民族国家のアメリカで「みんな差別せず仲良く暮らそうよ」が制作サイドの考えていることだからお国訛りだろうが、I というべきところを me と言ったとしても英語教育番組ではないから大きな問題ではないのだろう。 視聴料の心配のない民放での放送にこだわるのも低所得者家族を考えてのこと。 そんな番組なので、大学時代の児童教育の教授曰く、アングロサクソンな白人上流家庭ではあまり好まれていない、英語教育番組として見るのはよろしくない番組なのだそうだ。 そう思いながら番組をみるようになってからはかわいいマペットの裏に隠されているアメリカの問題を垣間見てしまったりする時もある。

といっても日本ではかわいいマペットを使っての英語教育番組の枠での放送も仕方がない。

だいたいこの番組を全部日本語吹き替えでの放送なんて無理があるだろ。
アルファベットの勉強でたとえばAから始まる単語の練習で、
A。。。。Apple
A。。。。Alligator

A。。。。りんご
A。。。。ワニ
じゃリンゴやワニの絵と一緒に何故アルファベットのAがでてくるのかわからんでしょうに(--)  また、道徳や社会教育枠として日本制作版で放送にすると島国単一民族じゃ単に普通の子供番組になってしまいそうだ。  「A・B・C」ではなく、「あ・い・う・え・お」を練習するのはガチャピンとムックに任せておけばいいから必要ない。 ガチャピンとムックですら番組内で英語も使っているようだし、NHK教育でも子供用英語番組ももうあるしねえ。 

今ではほとんど見ることはなくなったが、セサミストリートが大好きな私としては放送打ちきりはとても残念だが、NHK教育の出した結論は正しいと思うので、仕方がないことだと思った。 他のテレビ局で日本語版を放送するらしいが、一度放送打ちきりになってから又復活した番組だけに、またSesame Workshopが各国の状況を見直して日本で再び英語での放送を考えてくれる日が来てくれることを願いますです。  

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2004年03月06日

The 125 plus

3月5日の追記です。 ちゃんとマウスの出す矢印で選手人数を数えたつもりなのですが、どうも今日の日本の記事をみていると125人らしいよ。 すみません。

おまけに、神様の選出に非難轟々とな。

ペレが選んだ「世界の名選手100人」に非難が殺到

FIFA(国際サッカー連盟)がこのほど発表した「世界の名選手100人」に非難が殺到している。非難は特にブラジルで激しい。当初、FIFAからの要請では100人だった選出人数が125人にまで増えたのは、選考に当たったペレがリベリーニョ、サントス、ファン・バステンらを忘れていたためだという。それでもなお、例えば現アヤックス監督のロナルド・クーマンは選ばれていない。 
(中略)
主な選出漏れの選手は、シュスター、ボンホフ、ザマー(共にドイツ)、バン・イムスト(ベルギー)、ドゥンガ(ブラジル)、カセリ(チリ)、イリバル、デル・ソル、ミチェル(共にスペイン)、ティガナ(フランス)、ガスコイン(イングランド)、カブリーニ、リーバ(共にイタリア)、ギグス(ウェールズ)、チラベルト(パラグアイ)、ソティル(ペルー)、ラト(ポーランド)、フットレ(ポルトガル)、ゲオルゲスク(ルーマニア)、ブロヒン(旧ソ連)、ミヤトビッチ、サビチェビッチ(旧ユーゴスラビア)……。

全文 

スポーツナビ 2004年3月6日 22:21

私が「何故選考されていないの?」と思った選手も主な選手漏れの選手の中にいましたですよ。 十人十色な思い入れってのはあるけど、自分自身にとっては試合を観戦(テレビ等も含む)して素晴らしいゲームと選手のプレイに感動した選手がベストな選手!と頭では解っても、非難したくなるのでしょうねえ、と昨日と違って本日は複雑な気持ちです。 正直言って、私が試合を何度も見て一番感動した選手が最初の選出から外れていたら。。。。と他人の気持ちになって思ってみました。

写真家が撮るサッカー選手、つまりは純粋にArt meets football だけにしておけば非難はなかったかしら? サッカーファンは熱い方が多いからそれでも非難しそうだな。

今後波紋がでるかも?なイベントになってしまいました。 でもこれが原因で東京巡業がなくなったらそれはそれで嫌~。

Posted by toto at 23:29 | Comments [2] | Trackbacks [4]

2004年03月05日

Art meets Football

サッカー好きで美術好きな私が壊れ気味になるイベントが始まりました。 この前のCMといい、今年はなぜか贅沢な年です。

FIFA(国際サッカー連盟)創立100周年の記念イベントの一環で18人の写真家が(生存している)サッカー選手を撮った展覧会です。 題してArt meets football、 たぶん100周年にひっかけて選手も100人にするつもり(タイトルもThe 100だし)だったのにそれじゃ足りなくて123人になってしまったのかしらと想像しています。 なんせ選手を選んだのはサッカーの神様ペレ(ブラジル)、彼が「100人じゃ無理だから123人選んじゃったよ!」と言えばそりゃFIFAでも逆らえまい(笑)  日本じゃナカータ(中田英寿)一人だけど、この中に一人でも日本人が入っただけでもすごいことです。 本当のところ「なぜ○○が入れないのに、△△が入ってるの!」とか思ってしまったりもするのですが、そこは神様の意向、どのような選考理由なのかはわかりません。  それに実はお会いしたことがありまして、握手していただいた時、私が片手を出したのに神様は両手で私の手を包んでくれてお言葉を頂いた幸せ者だったりします。 だから下界の下々な私も彼の選んだ人選にここで選手の実名をだして文句なぞ言いません(笑)

現在特別サイトにて各選手の写真を見ることができます。 ほとんどの選手を知っている自分にも呆れてしまいますが、「ルイス・エンリケ(スペイン)かっこええ~」「ロベルト・バッジョ(イタリア)素敵~」と写真を開くたびに感嘆している姿なぞ人様にはお見せできません。 また昔活躍した選手の現在の写真も面白いし、時の流れを感じます。 試合中にボールを蹴らないで人を蹴るわ、ついでに殴るわの暴れん坊エリック・カントナ(フランス、現在はイギリスに帰化していると思った)なんぞあいかわらずパンクなオヤジ(お腹がでているのはご愛嬌)だし、「空飛ぶオランダ人」なんてキャッチがあったヨハン・クライフ(オランダ)は燻し銀なオジサマだし、皇帝ベッケン・バウワー(ドイツ)はサッカーを知らない人が写真だけみればどこかの実業家のようだし、何人もいる面白いコラージュ写真のミッシェル・プラティニ(フランス)はエリートビジネスマンのようです。  マラドーナ(アルゼンチン)が現役時代の写真ってのもなんだか笑えます。 現在の彼は人生・体格ともに激変ですから、アイドル歌手の「あの人は今」のような番組で激変した姿をみて少なからずともショックを受ける昔のファン心理を考えればそれが妥当!とか不謹慎なことまで考えてしまいます。 

3月4日夜にロンドンの大英自然史博物館にて記念式典とチャリティオークションがあったようですが、そこで懐かしの「デュラン・デュラン」が新曲を歌ったとかで、これにもびっくりです。 まだ健在だったのね、デュラン・デュラン。 

写真展は10月には六本木ヒルズにも巡業予定です。  選手のサイン入りオリジナル写真はさすがに手がだせない価格ですが、写真集も発売されるそうなのでそちらは多分買うでしょう(^-^)

Posted by toto at 11:50 | Comments [0] | Trackbacks [9]

2004年03月04日

Zeppelin

とっても嬉しいニュースを発見です。

【ベルリン3日共同】1937年の飛行船ヒンデンブルク号の火災事故を機に姿を消し、約7年前にドイツで復元されたツェッペリン飛行船が、今年8月中旬に日本の上空にお目見えすることが3日、正式に決まった。  ドイツを6月中旬に出発し、スイス、フランスなどを経由してロシアを横断、北海道を経て名古屋に到着する。約1万1000キロの旅で、75年前に別タイプのツェッペリン号がたどったルートとほほ同じだ。

Yahoo社会ニュース - 3月3日(水)20時17分

zep.jpg私がツェッペリン飛行船というのがドイツにあったと知ったのは、イギリスの伝説的ロックバンド、Led Zeppelinからです。 たぶん同年代またはちょっとだけ先輩の年齢のロック好きな方にはLed Zeppelinのデビュー・アルバムのジャケットの飛行船を見て「へー、ツェッペリンって飛行船の名前なんだあ」と知った方がいらっしゃると思います。  そして、これも又同じような方が沢山いらっしゃるでしょうが、私もそのご多分に洩れず彼らの4作目のアルバムに入っていた「Stairway To Heaven(天国への階段)」を聞いてからファンになり、過去のレコードも買ったのでした。 

そんな形で知った飛行船ツェッペリンだったのに、テレビで特集をすれば必ずみてしまう隠れ飛行船好きとなりました。 さすがに生まれていない1930年代(生まれていればあたしゃ今75歳くらいですよ、きっとblogなぞせず縁側でお茶飲んでます)に世界一周をしたこの飛行船がデザイン的にも私の心を捉え、写真集を眺めては当時乗船した人が羨ましくて仕方がなかったのです。 飛行船の存在をロックバンドから知ったのに、この繋がりは、好きな人の趣味は自分も興味がでてしまうってのに似ていますな。。。違うか。。。(^^;)

NYへ観光で初めて行った時もエンパイヤ・ステートビル(1935年完成)が飛行船を留められる設備(飛行船からロープでも出してビルにくくるのでしょうか?)があったということを思いだし、ビルの展望台から上空を見上げ、あるはずのない飛行船を想像してしまって一人感激したりもしました。 アメリカじゃよく見かける宣伝用の飛行船(無人)が飛んでくるのですら気分が明るくなりました。 

数年前にテレビで当時燃料として使用しており爆発炎上事故の原因となった水素ガスではなく、安全な燃料を使用してドイツで観光飛行船として復活したニュースを見たとき「ドイツ行ったら絶対に見たい」と思っていたのですが、この夏には日本でも見られるみたいなので楽しみです。

Posted by toto at 08:53 | Comments [4] | Trackbacks [3]