2005年10月28日

Queen+Paul Rodgersに行って。

Return of the Champions
Queen+Paul Rodgers

昨日になりますが、QUEEN&Paul Rodgers@さいたまスーパーアリーナへ行ってきました。 
通勤や用事は徒歩か通常山手線内ですべて間に合っちまうしで、あまり電車に乗らない生活をしている為、「さいたま新都心駅」ってどこよ?な状態でとりあえず電車に乗りこみます。 QUEENを一緒に聞いていた幼馴染たちとは会場待ち合わせなので不安。ええ、車ならでかい態度のアタクシですが、電車はドキドキだよ。 案の定乗り越しましたよ(--;) いつまで経っても停車しない電車に恐れを感じ、向かいのサラリーマン風おじさんに聞いたら「これじゃ停まらないから次の駅で降りて戻らないと」といわれまひた・・・・・とほほ。

寒空の中会場外の記念グッズ・コーナーは40分待ちとかの行列。  主な人気商品は売りきれみたいだし、外は寒いからスルー!  このごろTシャツとか記念グッズを買うことが少なくなりましたなーそういや。 (これからの公演に行かれる方で記念グッズを購入されるかたは早めに会場に行かれる方がいいですよ。 なんだか毎公演「枚数限定Tシャツ」とかもあるらしいし。)

まだガラガラの座席でサンドイッチを食べ、そのうち幼馴染み御一行様も到着し、しばし小学生時代からの昔話に花をさかせているうちに会場が暗転しました。 (「なんだよ!キース・エマーソン行ったの!誘え~っ!」と言われたが、まさか田舎から(失敬)でてきてくれるとは思わなかったのだよ。)


☆☆ここから先はコンサートの内容多々含まれます。☆☆

暗転する直前にAC/DCの曲がかかっていたのがなんか笑えた。 「ここでアンガス・ヤングが半ズボン履いてステージに出てきたら20000円やる!」だの、暗転したら暗転したでEMINEMがかかってて「前座でエミネム?」とか冗談を言い合ってしまったよ。 

結果からまず書くと、今回のコンサートはヨーロッパ、アメリカ、そして26日の初日と、数ある情報をできる限り自分にいれないようにして、セットリストなぞは特に避けていたので、今日コンサートが終わって始めてゆっくりとそれらの関係サイト巡りをしている状態。 それが正解だったと思う。 (☆だからこれから行かれる人はやっぱりここ読まない方がいいって☆)


くっそー!泣くもんか!と思っていたのにウルウルっときたよ。 得にブライアンがフレディの名前をだした後に歌った「Love of my life」の弾き語りでは会場大合唱の中、私も歌いつつ涙した。 フレディの映像が映されて、彼だけが停まってしまった時間を、こうやって生きてきたことで別の形のQueenが観られるとも思わなかったから悲しいような、感慨深いようなでウルっときた。 東京のホテルでの茶会の映像(プリンスだったと思うが、違うといわれたんで後で調べてみる)、フレディが剣玉している映像。 30年も前、雑誌「ミュージックライフ」で見た写真が動いているのだ。 懐かしさで胸が一杯になる。

でも、涙目のわりには冷静なことも考える。 昔の映像が中央でステージ両サイドにはライブ映像が映し出されるわけで、ブライアンが歳をとらないのか、ロジャーがいいもん食べすぎているのか、「うーむ、童顔というのは年齢重ねるとギャップがでるなあ」と思わなかったわけではない。 ポールもいい感じのオヤジになっておったが、パワフルだ。 だから、ますます「うむむ、ロジャー、少しは痩せようよ。」な気分に・・・・ってヒトのこと言える立場じゃないけれどさ、ほほほ。 (とりあえず目標体重までマイナス6キロ _| ̄|○)


ボーカルがポールだから「We Will You Rock You」的なQueenが全面にでて、ピアノや高音サウンドなQueenではないのは想像ができていたことだった。  それでも、コンサート全曲ポールが歌うのだろうか?と思っていたら、そうでもなかった。 掴み所はブライアンとロジャーが2人ででてきて歌ったりもしていた。 日本公演だけだという、「手をとりあって」と「I was born to love you」は日本で最初に売れたことにずっと感謝しているという彼らならではのサービスに心がほんわかした。 ポールにも彼の掴み所もしっかりあって、Free、Bad Companyの楽曲でこちらも盛りあがる。 アンコールでの「All right Now」の大合唱では日本語で「トッテモ キモチガイイデスー」とか何とか言ってたが、そりゃそうだろう。 このときは完全にBad Companyのコンサートに来たみたいだったもの。 そういやポールだって日本と馴染みはあるわけで、奥様が日本人だったんだよね。(今もそうなのかは知らんが) 


Paul RodgersとQueenが一緒にツアーをするというニュースが入ってからずっと「それって、どーよ?」と思っていたものの、行ったら楽しかったよ。 私の今も変わらず大好きなあの当時の「フレディのいるQueen」とは別のQueenなのだが、それはそれで受け入れられるコンサートだった。あと久しぶりに収容人数が多い会場で、”金かかってます!”的な照明デザインに興奮した。 コンサートの照明が派手なの大好きなもので、途中セットの動きばかり見ていた時間もあった。

そして、会場の皆様,、歌えますなあ(^-^) LP時代ってなけなしのお小遣いで買って何度も何度もかけて一生懸命歌詞カードみたりしていたから今の歌よりずっと歌えるんだ。 プラスティックのカードケースに手書きした歌詞やフレディの写真入れていたマイ下敷き、たいくつな授業の時はよく眺めていたもんだったよ。

ウジウジしとらんで観に来て正解だったな、と満足して会場を後にし、幼馴染ご一行とは別方向の電車で家路へと向かう。 久しぶりの満員電車で肋骨折れるかと思いました。 

10月27日・セットリスト
Reaching Out
Tie Your Mother Down
Fat Bottomed Girls
Another One Bites The Dust
Fire & Water
Crazy Little Thing Called Love
Say Its Not True
Love Of My Life
Teo Torriate
Hammer To Fall
Feel Like Making Love
(Drum Solo)
I'm In Love With My Car
(Guitar Solo)
Last Horizon
These Are The Days Of Our Lives
Radio Ga Ga
Can't Get Enough
A Kind Of Magic
Wishing Well
I Want It All
Bohemian Rhapsody

///encore///
I Was Born To Love You
The Show Must Go On
All Right Now
We Will Rock You
We Are The Champions
(Got Save the Queen)

Posted by toto at 2005年10月28日 07:01
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コメント

しっかりQueenされたんですねえ。
でびゆうして、もう30年以上になるんですねえ。
(これって、1970年代に第2次大戦のハナシをしてるっていうのと同じだよねえ。ううッ)

70年代中頃というと、レンタルレコード屋さんもまだなかったし、
学生の小遣いでLP一枚買うのも大変でした。
(かなりハードなバイト一日やって、やっとLP一枚買えるっていう程度)
だから気になる音楽を片っ端から聴く、というわけにも行かなかったですねえ。
それとボクはこの頃、ロックよりも「ロックの源流」の方に興味がいってしまい、
ザーザーいう復刻版の古いブルースばかり聴いて、
「おお~ッ」とマニアックに喜んでおりました。
(どうもその頃から、ついついレトロなものに興味がいってしまう性格だったようで…)

同時代的に一生懸命聴いたというわけではないけれど、このQueenやfreeは友人からレコード借りて聴いたものでした。
日本人好みというか、イギリスのややウェットなところが
バカ陽気なアメリカさんよりもよいなあ、というカンジもありましたねえ。
それにこのバンド、たしかインテリジェンスも高かった。
いやはや。それにしてもサンジュウ数年…。

Posted by ねこぢゃら亭主 at 2005年11月04日 12:18

>これって、1970年代に第2次大戦のハナシをしてるっていうのと同じだよねえ。ううッ

ぐはー!それって考えるとすげいことですね。あのころ、じーちゃんが戦争の話していたのを聞いていたのと同じとは! いやー、平和がありがたや・・・
FREEは当時はごつくてROCK小僧な友人から借りたし、QUEENも最初は友人のおねーさんから借りたものでした。「あれから40年!」の綾小路きみまろになる日も近いですわー(爆)

Posted by toto at 2005年11月07日 00:25
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